2006年11月のコラム
公開日:2006年11月14日
カテゴリー:2006年
先日、今話題になっているおもしろい絵本と出会いました。
『はじめてこの島にやって来た“こうちゃん”(幼児)は、毎年春になると面白い形の石の家の前に大勢の親戚の人が集まって、お弁当を広げて楽しそうにおしゃべりをしながら、男の人がサンシンを弾きだすとそれに合わせて歌いだし、ひとりふたりと陽気に踊り出す姿を見てビックリします。そしてその集まりが大事なご先祖様に「ありがとう」を伝える儀式である事を初めて知ります。こうちゃんは、ご先祖様とは自分に命を繋いでくれた大切な人だということを“おばあ”に教えてもらい、その数を数えてみるとお父さんとお母さんで2人、おじいちゃんとおばあちゃんで4人、ひいおじいちゃんとひいおばあちゃんで8人・・・』「ヌチヌグスージ(いのちのまつり)」サンマーク出版
というところでこの絵本は終わるのですが、この続きを計算してみますと10代遡ると1024人、20代遡ると何と100万人を越えるご祖先がいたことによって今の自分の命があることがわかりました。
もし、この中の誰か一人が居なかっただけでも今の自分は居ない訳ですから、本当にその命の繋がりに感謝しないといけないと改めて思います。
ここ数ヵ月、毎日のように小学生や中学生の自殺という悲しい出来事が我が国で起こっています。いろいろと辛い想いがあっての事だと思いますが、多くのご先祖から戴いた大切な命をもっと大切にして欲しいと願っています。
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