2006年10月のコラム
公開日:2006年10月14日
カテゴリー:2006年
人間は、どのようなことに“喜び”を感じるのか…皆さんはそんなことを考えたことはないでしょうか?
私が先月読んだ本によると、『喜び』には3段階があって、第1段階は【人にしてもらう喜び】、第2段階は【自分でできることの喜び】、そして第3段階は【人にしてあげることの喜び】へと成長していくのだそうです。確かに生まれたばかりの赤ちゃんは、自分では何も出来ないので、人にしてもらうことによって喜びを感じます。しかし幼児になると、自分で箸を使ってご飯を食べたり、自分で服を着れることによって次の喜びを感じていきます。そして大人になると、人に何かをしてあげることによって喜びを感じるようになっていくのです。
皆さんも人に物をあげたり、人のお世話をした時に、人にしてあげた事に喜びを感じたことはないでしょうか?“人にしてあげる”という行為は、一見自分が損をしている様にも見えますが、善いことをして蒔いた種は、蒔いた人の所に必ず善い芽が出て、その人の心が豊かになっていくのです。私達人間は、人のお世話にならずに一人で生きていくことはできません。今まで多くの人にしてもらったことに感謝して、生きているうちにせめてそれ以上はお返ししていきたいものですね。
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