2005年2月のコラム
公開日:2005年02月14日
カテゴリー:2005年
先日、私がカウンセラー仲間の先輩から伺った素晴らしいお話を今月はご紹介させていただきます。
その先輩夫婦は40代後半の方なのですが、ここ数年、奥様の誕生日にはいつも、 奥様の実家のご両親様に夫婦で挨拶に行かれるのだと言われました。 私はその時にどんな挨拶をされるのだろうと思っていたのですが、 その言葉を伺った時に、ハッとしました。先輩夫婦は、奥様のご両親様に 「今日は、○子の誕生日です。△年前、○子を産んでいただいて有難うございました。」 とお礼を言われるのだそうです。
この話を聞いた時に、昨年家内の誕生日に子供と一緒に花束を渡したことで 『祝ってあげた』と満足していた自分が本当に恥ずかしくなりました。 誕生日というと、本人が喜んでくれたらそれが一番!!と思い込んでいた私に、 先輩は“本当の親心”を教えてくれたのでしょう。誕生日は、一般には 『周りの人がその人を祝う日』だと思ってしまいますが、 本当はお母さんが必死な思いで産んでくださった日で、 また本人が産まれた日に一番喜んでくれたのは、間違いなくその人のお父さんとお母さんなのですものね。
今月は、もうすぐ家内の誕生日。300kmも離れた宮崎に私を信じて一人娘をお嫁に出してくれた家内のお父さんとお母さんに、 家内が産まれた日のお父さんとお母さんの嬉しそうな顔を思い浮かべながら、 今年からはきちんとお礼を言い続けていきたいと思っています。
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