2005年12月のコラム
公開日:2005年12月14日
カテゴリー:2005年
寒さが一段と厳しくなってまいりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか? 今年も残すところあとわずかとなりました。
先月から小学校1年生の女の子が殺害される事件が続き、 私も小学3年生の女の子を持つ親として心が引き裂かれる思いです。 娘が小学校に入学してからすぐに防犯用のブザーを学校から渡されて、 どんな時にこのブザーを鳴らすの?と娘に聞いたところ「不審者が居た時よ。不審者!」 と言った言葉に思わず愕然としました。
自分達が小学生の頃は、学校の行き帰りに何かあった時には近くに大人の人が居れば安心だったのに、 今ではその大人の人をまず疑わなくてはいけないと小学生に教えなくてはいけない今の社会に悲しみさえ感じます。 学校を卒業して大人になったらもう勉強をしなくてよいのではなく、 私達はその後も立派な社会人として一生を過ごす為、生涯において品性を高める(徳を積む) ための勉強と実行を続けていくことが大切なのだと思います。 これから本当に私達大人一人一人が子供たちの見本となって、真に『大人が襟を正せるような社会にしていく事』 が求められています。
毎月小中学生の登校時に、私も黄色い旗を持って信号機のない横断歩道に旗当番で立っていますが、 横断歩道で止まってくれた車の運転手さんに渡った後でペコンとお辞儀をしている娘たちを見ながら、 子供たちが大人を見てまず疑うのではなく、敬えるような社会が一日も早くできることを心から祈りました。
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