2004年2月のコラム
先日、お客様からこんな話をお聞きしました。
「うちは4年前から3年連続、年末の12月に家族の誰かが悪くなって救急車を呼んだのです。昨年は久しぶりにみんな無事にお正月を迎えられて、何事も無かった事が本当に有難く思えました。『れいろう』という本を読んでいたら、一難去って一難あるのは順調です。一難去ってまた一難来ることに感謝しなさい…と書いてあったので、3人の病状が一度に悪くならなくてありがたかったと思っています。」
竹は節のない所からは絶対に芽が出てきません。人生でも困難に遭った時というのは、ちょうど竹の節と同じで、それを乗り越えることによって新しい芽が出てくるように私はいつも感じます。
このお客様のお話の中に出てくる最初に救急車で運ばれた奥様は、4年前に救急車で運ばれた時には余命3ヵ月と宣告された末期ガンの状態でした。しかし家族が一つになり、自宅で心のこもった看病をされ続けられた結果、この奥様は奇跡的に日常生活が何とかできる位にまで快復され、今でも元気にお過ごしになっていらっしゃいます。
私も含めて、一生のうちに一度も『一難』が来ない人は多分いないと思います。しかし問題なのはその一難がやってくるかどうか?ではなく、やってきた時にどう受け止め、どう乗り越えていくか・・・だと思います。四難五難が続けてやってきたら私もさすがに参ってしまうでしょうが、一難また一難がやってきても人生の節目にしっかりと目を開き、感謝して受け止められるように成長していきたいと考えています。
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