2003年2月のコラム
公開日:2003年02月14日
カテゴリー:2003年
今から3年前の出来事ですが、アメリカでPPA (塩酸フェニルプロパノールアミン)という成分の入った鼻炎薬を服用した人が2名、脳梗塞でお亡くなりになりました。当時日本で市販されていた鼻炎薬には殆どこの成分が入っていましたので、PPAが入っていなくて身体にやさしく、皆様に安心して飲んで頂ける当店特製の鼻炎薬をご紹介させて頂きました。
私が残念に思うのは、あの事件があってからすでに3年以上が経ちますが、日本では今もまだPPA(塩酸フェニルプロパノールアミン)の入った鼻炎薬を殆どのメーカーが処方も変えずに出しているという事実です。
少しでも効かそうというメーカーの気持ちも解からないではありませんが、服用者の身体に副作用が出てしまっては何にもならないと私は思います。
医療に詳しい方ならお解りだと思いますが、PPA(塩酸フェニルプロパノールアミン)は交感神経を興奮させる成分で、一時的に鼻水などの体液を抑える事はできますが、これでもか!!これでもか!!と身体に負荷をかけると身体の方が当然悲鳴をあげてしまいます。発売当初から高血圧の方や心臓病の方、脳出血の経験者が服用した場合の副作用をある程度は予想出来ていたはずですので、副作用が出てからの対策というのも残念でなりません。
経済優先でひたすら走って来た20世紀の考え方はもう終わらなくてはなりません。
これから21世紀は、もうそろそろ命を一番に考えていかなければ!!
コメントを残す