2002年3月のコラム
公開日:2002年03月14日
カテゴリー:2002年
毎月私が購読している月刊誌の中に、アメリカに滞在していた女性のこんな手記がありました。
「サバンナで生活のための飲み水を得るために井戸を何ヶ月も堀り、やっと掘り当てた時に、彼らは水だ水が飲める!と大はしゃぎして(決して恵まれていないのに)喜んでいた。それを見ていてフッと思った。日本人は水だけでなく食事も着るものも、毎日の生活に困るものは何もない(不満が多い)のであろう。アフリカでは大きな不幸の中にいて小さな不幸を嘆いている…」と。水道の蛇口をひねれば簡単に出てくる水に大きな幸せを感じる事は私達には難しいかもしれませんが、毎日を不平・不満で過ごすよりも、物事に感謝して過ごしていく方が身体にとってもずっと良いのです。
相田みつをさんの作品の中に『幸せはいつも自分のこころがきめる』とありましたが、見た目には幸せそうに見える(恵まれている)私達日本人よりも、実はアフリカの彼らの方が幸せを感じているのかもしれません。幸せかどうかはその人の心が決める訳ですから…。
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