2001年12月のコラム

　先日、五木寛之氏の講演で『生病老死』のお話がありました。
[1]生まれること[2]病気になること[3]老いること[4]死ぬこと…これは人間が生まれながらに必ず経験する４つの出来事です。
実は毎年わが国で自殺した人の数が３万人を超えている（佐土原町の人口と同じ）そうですが、最近の特徴は昔のように遺書を書いての決死の自殺から、ある時突然「もういいや…」というパターンに変わっているのだそうです。戦後食べるものがなく、明日をどう生きていこうか…という時でも年間の自殺者が１万人を超えなかったというので、この３万人というのはとても悲しい数字なのです。
　節がない寂しい世の中かもしれないけど、どうせ人間いつかは死ぬんだからもっと気楽にもっと楽しく生きていこうよ！！というのが五木氏の締めの言葉でした。
　生病老死の中でただ一つ、気をつけていけば予防できるとしたら『病』つまり病気にならないことです。私もこの病気にならない様健康管理をお手伝いする一薬剤師として、これからも皆様のお役に立てる様、研鑚を重ねていきたいと思っております。
ちょっとした心の悩み・体の悩みでもよかったらお気軽におたずね下さいね。