2023年5月 コラム
今月は、心の栄養剤『ニューモラル』の冊子から、とても為になるお話をご紹介したいと思います。
江戸時代の儒学者・佐藤一斎藤(1772~1859)の言葉に、このような言葉があります。
「老成の時は、まさに少年の志気を存すべし」
これは、年を取って熟練してからは、若者の盛んな意気を保つようにすべきであるという意味です。
人は生きている限り、老いから逃れることはできません。
しかし、たとえ高齢になっても、いつも青年のような瑞々しい精神を失うことなく、長年培ってきた知恵と経験を生かしつつ若々しく創造的に生きる姿は、多くの人々に希望と勇気を与えることでしょう。
こうした生き方を若い世代に示すことは、先輩方の大切な役割の一つといえます。それは、次の世代の人たちにとって、
「人生の先輩からの貴重な教え」となるのです。
私も自分の心はいつまでも青年なのですが、若い方々との勉強会やふれあいの中で、自分が歳をとったと実感することが多くなってきました。
そんな時、以前の私は、そんなことにはついて行けない、出来ない、無理、もうダメだ・・・ と落ち込んで諦めていましたが、ある時から“このままでは いけない”と思い、自分が過去にやってきたことやプライドを捨てて、若い人の素晴らしいところや、自分にないところ、出来ていないところを素直に見習う ようにしました。すると、そこから急に心も体も若返ってきて、「10歳くらい若くなりましたね!」と言われるようになりました。(笑)
これからも、心や体とともに頭(考え方)も柔らかくして、若い方のパワーとエネルギーを少しでも多く吸収して、明るく、楽しく、健康な毎日を過ごしたいと思っています。