2022年11月 コラム
永田徳本先生の風邪の治し方に学ぶ (漢方いろは唄より)
近ごろ、麗明堂には「風邪をひいてしまったけど、早く治したい!」という方が、よくお見えになっています。風邪薬はたくさんありますが、どれでもいいかと適当に選ぶのではなく、選び方をしっかり知っていただきたいと思います。そこで今日は、風邪薬を選ぶコツについてお話させていただきます。皆さんは、風邪をひいてしまったときに、どんな風邪薬を選びますか?
①効き目の強い薬
②コマーシャルをしている薬
③とりあえず手もとにある薬
ここで一番大切なポイントは、実は風邪薬をどのタイミングで飲むか?ということです。風邪のウイルスは、8時間経つと100倍、16時間経つと1万倍、24時間経つと100万倍に増えますので、少しでも早く退治することが重要!
でも皆さんは、風邪かどうかがまだわからないときに、風邪薬を飲まないことのほうが多いのではないでしょうか?それは何故かというと、風邪薬には副作用があるので、むやみに飲んではいけないことを皆さんも知っているからだと思います。
しかし、再度申し上げますが、風邪を早く治すには風邪かな?と思ったときに1分でも早く風邪薬をのむことなのです。だから、私は体にやさしく妊婦さんでも安心して飲める風邪薬をこの時期には持ち歩いて、風邪かな?とか怪しいな?と思ったときに、予防だと思って少しでも早く飲むことをお勧めしています。つまり、作用の強い薬を選ぶかよりも、1分でも早く安心して飲める風邪薬を飲む事です!
このことを戦国時代から唱えていた漢方医のお話をご紹介したいと思います。 その方は、永田徳本(トクホン)先生です。
【戦国大名 武田信虎、信玄の侍医となった永田徳本】は、甲斐の国の侍医として武田信玄にもお仕えした有名な漢方医で、
漢方いろは唄のなかでこのように唄っています。風邪ひかば陳皮と紫蘇と甘草に生姜を入れて煎じて飲むべし(かぜをひいたなと思ったら、チンピとシソとカンゾウにショウガを入れて煎じて飲みなさい)。
ここで注目して頂きたいのは、ここに出てくる生薬は、胃腸を整えていく胃の漢方ばかりが入っていることです。
つまり徳本先生は、まず胃腸を良くして体を整えておけば、ヒトは自分の治す力が湧き出て風邪を治すことができるのだと仰っているのです。
麗明堂には、このような考え方から生まれた風邪の予防から治療まで安心して 飲める漢方薬があります。
【ホノピレチン 3日分(¥2,156)と5日分(¥3,421です!】飲む時期が早ければ、最初の一服でも良くなる事もありますので、ぜひ家と仕事場とバッグの中に分けて置いて頂き、この冬に風邪をひかずに、お過ごしくださいね。