2020年1月 コラム
明けましておめでとうございます。皆様はどのようなお正月をお過ごしになられたでしょうか?
今月は、『どうしたら幸せになれるのか?』について、「三方よしの人間学(廣池千九郎著)」から【成功と幸福のちがい】についてご紹介したいと思います。
『人生において成功を収めたら、人は幸福になれるのか?実は、成功は、必ずしも幸福に結びつくとは限らない。むしろ大きな不幸を呼んでしまうこともあると。世間でも成功を収めた人が不幸に陥るケースは、珍しいことではない。つまり、成功と幸福とはイコールで結ばれない。それでは、成功した人は必ず不幸になるのかというと、そうではない。地位や名誉を得るほどに、自分の心に磨きをかければよい。そして、築いた財産を感謝し、喜んで世の為人の為に還元していくと、大きな幸福感を味わえると・・・』
世の中では、地位や名誉や財産がある人を「成功した人」と 呼んでいます。しかし、本人が幸福感を心から感じていなければ「幸福な人」とは言えません。それとは逆に、成功しなくても 幸福な人もたくさんいます。その秘訣はなんだろうか?と考えたときに、先日ある先輩からこんな話を聞きました。
『成功した人は、確かにいい行いもして人から感謝されて「ありがとう」と言われることがあるかもしれませんが、そう言われることに慣れてしまっていることと、元々優越感がありプライドが高いので、意外と自分が「ありがとう」と言っていなかったり、言う回数が少ないことが多い。しかし、普段から会う人会う人に「ありがとう!」「ありがとう!」と言っている人は成功していても、していなくても、幸せな人が多い。』
その話を聞いて、私自身を振り返り「ありがとう」と言われることが心地よく人のお世話はしていても、自分が「ありがとう」という言葉を発していないことに気付いてドキッとしました。 改めて一日に何回心を込めて「ありがとう」を言っているかが、その人が幸福になるかを決めることに気付きました。
「ありがとう(有難う)」の反対は難が無いの「当たり前」。つまり、「ありがとう」を言っていない自分は、いろいろなことを「当たり前」と思っているので、普段から意識を持ち感謝して「ありがとう」が言えるようにしようと思いました。