2020年12月 コラム
「子宝相談への想い」
今月のコラムでは、私が26年間ずっと熱い思いで続けてきた子宝相談についてお話したいと思います。今から26年も前に、なぜ子宝相談を始めたのですか?と聞かれた時に、私は決まってこのようなお話をしていますので、ご紹介させていただきます。
今から26年前に私がお店を継いだ時に、私が真剣に子宝相談に取り組もうと決めたのは、私が生まれる前、私の母がなかなか赤ちゃんが授からずに悩んでいたという話を聞いていたからでした。
私の母は、冷え性で血行不良で胃腸も弱く、疲れやすい体質でしたので、母体の力も弱く、妊娠しても流産を繰り返していました。
流産をする度に母は親戚から「あなたは、結婚式の日が大雨だった から流れるんじゃない?…」と根も葉もないことを言われて、とても辛い思いをしたそうです。
その後、母は天然の生薬を用いた漢方と自然食品を続けて飲んで、体調を整える努力を続けました。
その甲斐あって、三度の流産の末やっと授かったのがこの私だったのです。母は、私の誕生日が来るたびに、私が無事に生まれてきたことと、元気に育っていることを喜び、当たり前ではないことを心から感謝していました。
幼い頃からこのような母の体験を聞いて育ってきたことが、私が 子宝相談を始めるきっかけとなったのです。そして、子宝相談を始めて26年が経った今、私と相談した方々の中から1200組を超えるご夫婦から嬉しい妊娠の報告をいただきました。私は、母のようになかなか赤ちゃんに恵まれず、辛い思いをされている方お一人おひとりに、無事元気な赤ちゃんが授かるお手伝いを、心を込めて続けていきたいと思っています。