2020年5月 コラム
皆さんには、それぞれ好きなお花があると思います。
桜の花は、日本を代表する花の一つです。実は、私も一番好きなお花は?と尋ねられたら、迷わず「桜の花」と答えます。
それはなぜかというと、毎年、この時期になるときれいに咲き誇る桜の花。その桜の花がきれいに咲く条件に、冬の厳しい寒さがあるということを知っているからです。つまり、冬の厳しい寒さがなかったら、桜はきれいな 薄紅色に色付かないのです。
このことは、私たちの人生にも言えるように思うのです。つらく苦しい経験を乗り越えていくことによって人は強くなれて、周りに優しくなれる。そして、人の気持ちが理解でき、感謝できる人になるのではないかと。
今、全世界で起こっていることは、本当に厳しく、つらいものです。しかし、 いずれこの厳しさやつらさも落ち着いて来ます。その時に穏やかな春を迎えるような優しい心になれるように、今はみんなで頑張る!日本中が心を一つにして難局を乗り越える大切な時期に来ていると思います。
私も、半世紀以上の人生を振り返ると、つらく苦しいこともたくさんありました。しかし、面白いもので、どんなに大きな苦しみも同じ大きさで5年以上続くものはありませんでした。状況が変わることも変わらないこともありますが、自分が成長することにより、いずれ苦しみも小さくなってくるようです。
一番大切な事は、苦しいときにプラスの行いを、プラスの気持ちで続けたかどうか?だと、私はそう思っています。
どんなことがあっても、春には必ずきれいに咲き誇る桜の花のように、穏やかに坦々と力強く生きていきたいと思います。