2019年7月のコラム
今月は七夕の月ということもあって、麗明堂のクマ笹エキス『笹王』の解毒についてお話をさせて頂きます。史上最強の毒物と言われているダイオキシンはビニールやプラスチックを燃やした時に出てくる有害物質です。ダイオキシンの恐ろしいところは、一度体内に入ると中々排出されないこと。脂肪組織に溜まったダイオキシンは、肝臓の解毒機能をするりと抜け、いつまでも体内に留まり続けます。ダイオキシンは当人に与える被害も甚大ですが、それよりももっと恐ろしいことは、母親の体に溜まったダイオキシンが、胎盤や母乳を通じて赤ちゃんに移ってしまうことです。
厚生労働省が示す初産婦における母乳中のダイオキシンの日本の安全基準は10ピコグラムです。しかし、WHO(世界保健機関)の基準は、1~4ピコグラムですから、世界 レベルで厳しく見ると、日本の母親の母乳中のダイオキシンは基準値の70倍になります。長年ゴミを燃やしていた日本では、ほかの国に比べてダイオキシンの蓄積量が数十倍高いのです。そこで、福岡県保健環境研究所の研究の結果、笹王に含まれている水溶性葉緑素がダイオキシン類の吸収を抑制したり、排出に効果があることを発見しました。この結果分かったことは、普通の餌でラットの体内のダイオキシンが半分の量になるまでに9.8年もかかるのに対し、笹王の水溶性葉緑素(クロロフィリン)を混ぜた餌を食べたラットは1年で体内のダイオキシンが 半分に減ったのです。
つまり、クマ笹エキスに体内のダイオキシンを排出させる働きがあることが分かったのですから、これから赤ちゃんを産む可能性のある若い女性や、将来の世界を背負っていく子供たち、そして母乳を飲んで元気にすくすくと育つ赤ちゃんにも、CK-5と共に広く笹王を飲んでいただきたいと思っています。