身だしなみと心①
皆さん こんにちは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
今月号の月刊誌『れいろう』に、まさに女性必見の素敵な女性のお話が書いてありましたので、ご紹介したいと思います。
石川真理子氏 作家・武家女性研究家
武家の家系に生まれ、12歳まで米沢藩士の末裔である祖母の家で、厳しくも愛情豊かに育つ。大手出版社の編集プロダクション勤務を経て独立。分筆活動や、日本精神の毛初活動を行う。主な著書に「女子の武士道」「女子の教養」「女子の品格」(致知出版社)、「乙女の心得」(グッドブックス)、「心をたがやす言葉帖 刷新版」(fuji-sun企画)など多数。公式ホームページhttps://mariko-bushido.jp/
身だしなみは誰のため?
「婦容(ふよう)」についてお伝えいたします。
婦容とは読んで字のごとく、女性の容姿を表す女徳です。江戸時代の女性向け教訓書には、「心の美しさが外に表れるものなのだから、心を美しく整えなさい」「濃すぎるお化粧や必要以上に着飾ることは婦容とはいえない」などと説かれています。つまり、婦容とは外見ではなく、内面的な美しさのことをいわれているのです。
なるほど、もっともだとは思いますが、ここで少し考えてみましょう。どれほど素晴らしい人間性を兼ね備えている女性であっても、あまりにもだらしない服装や場違いな格好をしているようでは、他社に不快感を与えかねません。分かりやすいように極端な例を取り上げますが、冠婚葬祭など礼服を着用すべき場で極めてくだけた服装でいることを、多くの人が受け容れられないと感じることでしょう。
それに、もし内面が整っているのであれば、人に対して失礼にならないようにという思いやりを持てるはずなので、結果的に外見に気を配ることになります。
内面が問われている教えではありますが、やはり見た目もそれなりに気を付けていかねばならないということですね。
江戸時代には今でいうファッション雑誌も登場していますし、鏡磨き職人がいたくらいですから、女性たちが今の私たち同様、見た目にも気を配って、綺麗でいようとしていたことが分かります。その姿は「着飾る」というよりは「身だしなみを整える」という表現がふさわしく感じます。
「身」の「たしなみ」だから「身だしなみ」とは何とも深みのある言葉ではないでしょうか。「たしなみ」とは教養ともいうことができます。教養は日々のささやかな積み重ねがあってこそ育まれていくのでしょう。たとえ1日中、家で過ごすという場合でも、見苦しくない程度に整えておきたいものです。
ずっと家で仕事をしてきた私は、ちょっとした基準を設けています。それは、「何気なく鏡を見たとき、だらしない…と思わない程度にする」というものです。自分で自分にがっかりすることほど残念なことはありません。つまり、自分のために、こぎれいにしているのです。
≪続きはまた次回に…≫
心の生涯学習誌れいろう 10月号より
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