超神秘≪いのちの勉強室②≫いのちの始まりをめぐって
皆さん こんにちは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
昨日から、気温が一気に冷え込んできましたね!今日は、年末の週末ですのでお出かけされる方が多いことと思いますので、どうぞ体を冷やさないよう、気を付けてお出かけくださいね。
さて、今日は昨日に引き続き、上智大学名誉教授 青木清さんのいのちの勉強室の第2話をご紹介したいと思います。
・女性は生涯何個の卵子を排卵するのか?
・ヒトのインシュリンは何から作るのか?
・人の生命いつから始まるのか?
など、面白い話が満載です!
≪いのちの勉強室≫上智大学名誉教授 青木 清さん
私達のいのちは、先祖代々から遺伝子として繋がっています。
卵子と精子が受精し、卵割し、胎盤に着床し、約9ヵ月後にこの世に生まれてきます。女性の生殖能力があるのは、15歳~40代後半の間、更年期前です。女性は生涯約400個の卵子が排卵され、それと精子が相俟って生まれてきます。
先祖代々伝わってきた遺伝子から私達を通して未来へ繋がります。その遺伝子が伝わる子どもを粗末にしてはいけないのです。そこに尊厳ということが出てきます。今、人工妊娠中絶や出生前診断等、生殖技術の進歩によって、大事ないのちが人間の手によって操作される時代になってきました。これはやはり、私達は生殖補助医療と言って、こんなことをしていいのかという反省の気持ちを持たないといけないと思います。
人間のいのちはいつから始まるか?
体外受精が始まってから、英国では不妊治療を希望する人の為に、妊娠15日以降をヒトと定めていますが、受精の瞬間からヒトの生命が始まるのです。体外受精技術が始まって以来、受精胚を人工的に作って残りを保存しておき、捨てるのがもったいないから再生医学に使う。卵子の核を抜いて新しい核を入れたり、受精卵の遺伝子診断までできるようになりました。
私は、1973年頃アメリカにおりまして、人間の命の操作が可能になるのではないかと予測していました。その後、研究が進んで、人間の遺伝子も大腸菌の遺伝子もすべて同じという事が分かってきました。1973年以前はインシュリンというホルモンを屠殺場で、豚や牛の膵臓をとって生成しました。ところが遺伝子組み換え技術が進んで、大腸菌の中に人の遺伝子の膵臓からとったインシュリンを作る遺伝子を入れて生成すると、人のインシュリンを作ることが出来るようになったのです。医学としては素晴らしい進歩で、豚や牛ではなく、人のインシュリンを糖尿病の人に使えるようになったのです。
遺伝子技術の発展に伴い、遺伝子操作技術をどう研究するかを、公明正大に明かさないといけないことを決めました。そのためにはガイドラインを作って、やっていいことといけないことの規定を作ることです。遺伝子操作技術は人間の生命そのものに関わってきます。遺伝子疾患が難病とされていたので、遺伝子治療を行うためにはルールを必要としたのです。
カトリック教会では、受精の瞬間から人間の生命であるので、堕胎も殺人であることになります。昨今の生殖医療技術の発展に伴い、体外受精技術の登場によって胚ができます。胚の中でもES(胚性幹)細胞の研究には、倫理的にハードルもあります。胚盤胞と言って、初期発生の段階で胎児になる胚と、胎盤になる部分に分かれます。その胚の方を取り出せば、培養して色々な器官を作り出せるのです。ローマ法王は、これらの研究は生命の尊厳を損なうと、厳しく禁止しています。
(生命尊重ニュースVol.34 No.392より)
≪つづく≫
麗明堂の子宝専用HPは
https://www.reimeido.com/ をクリックしてください。
~ブログランキングに参加しています!~
今日の記事を気に入って頂けたら、こちら ← か、下のバナーをタッチ していただけると有難いです!皆さんのご愛読、ご支援に感謝いたします。
私が今月、パソコンから24時間いつでも聞けるインターネットラジオで、『なぜ、バイオリンクが必要なのか?』についてお話しています。ぜひ、お聴き下さいね!
http://www.omoraji.com/reimei.shtml
蒲公英T-1エキスについての詳しい情報は
「コープみやざき佐土原店」内
T E L (0985)72-2368 F A X:(0985)73-7313
https://reimeido.com
コメントを残す