腸荒れはなぜ引き起こされるのか?①
皆さん こんにちは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
家を建てるときに一番大事なのは、土台。いくら立派な建物でも、土台がしっかりしていないとグラついて倒れてしまいますよね。
この土台は、人の体でいうならばどこに当たると思いますか?
答えは、腸です。家の土台と一緒で目には見えないけれどとても大切な働きをしています。
フード&メディカルコンサルタントの岡部賢二先生から見た分かりやすい腸のお話を今日から2回シリーズでご紹介したいと思います。とても分かりやすいお話ですので、ぜひこれからの生活にお役立てくださいませ。
岡部賢二氏
1961年生まれ。日本玄米正食研究所所長。フードアンドメディカルコンサルタント。松岡四郎氏に師事し、正食協会講師として活躍後、2003年に福岡県の田舎に移り住んで日本玄米正食研究所を開設。2005年『ムスビの会』を発足し、2006年より、セミナーハウス「四季の舎ながいわ」を開校。各種セミナーや料理教室、体験学習などを開催している
◎画期的だった抗生物質一方で腸内環境の悪化◎
腸荒れが引き起こされる原因の一つに「抗生剤」があります。「抗生物質」はウイルスや細菌を殺したり増殖を防ぐ薬剤です。同様の働きをなす薬剤で「抗菌剤」と呼ばれるものもありますが、天然由来の物質から成分を取り出したものが抗生物質、科学的に合成したものが抗菌剤で、両方合わせて抗生剤と呼びます。
アオカビのつくるペニシリンという抗生物質のおかげで肺炎や化膿菌による病気が減り、現代医療は飛躍的に発展したといわれていますが、一方で弊害も出ています。抗生物質の間違った使い方や過度の使用による副作用です。
抗生物質を安易に摂取することで、お花畑であった腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)のバランスが崩れ、有用細菌が死滅して焼野原状態となります。その結果、ぺんぺん草しか生えない劣悪な腸内環境になり、さまざまな不調を作り出すのです。
代表的な症状が皮膚の発疹、下痢、口内炎、肝障害、白血球や血小板の減少、アナフィラキシーショックなどです。
◎医薬品より畜産で大量投与されている◎
腸は体内で最大の免疫機関といわれていて、抗生剤による腸内環境の悪化は免疫力の低下や異常につながります。リーキーガット症候群のような腸荒れの原因も、近年増加している自己免疫疾患の増加も抗生剤がかかわっているとみて間違いないでしょう。
したがって、最近では副作用の緩和のために、抗生物質体制の乳酸菌または酪農菌などの製剤が投与されています。
実は、抗生物質は医薬品として使用されるよりも、畜産に用いられる方がはるかに多く、全体の3分の2を占めています。なぜなら家畜は、日当たりが悪く、密飼いされるなど劣悪な環境で飼育されることが多いので、感染症予防のために大量の抗生剤が投与されるからです。
一時、鳥インフルエンザや豚インフルエンザ、狂犬病が大問題となりました、そうした感染症から動物たちを守るために抗生剤が必要なのです。
≪続きはまた明日・・・≫
マクロビオティックマガジン「musubi 2019年度 4月号より」
www.macrobiotic.gr.jp
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