生きる!① ―あなたの代わりはどこにもいない―
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
3月号の生命尊重ニュースを読んでいると、とても個性的で素敵な生き方のドクターの記事が載っていまして、興味深く読ませていただきました。
10か月間西日本を放浪した後に、北海道大学医学部に。そして、長崎県の公立病院に勤務後に、北海道の過疎地の公立病院。その後無医地区の町立診療所へ・・・、今まさに求められているお医者さんだと心からそう感じました。
公(おおやけ)に尽くす!と口で言ってみても、本当に実行されている人は少ないと思います。医療人としてはとても大切なことですので、本当に頭が下がる思いです。
ぜひ、皆さん読んでみてくださいね!
下田 憲氏 けん三のことば館クリニック院長
1947年生まれ。長崎県佐世保で育つ。高校卒業後、10か月間西日本を放浪する。翌年、北海道大学医学部に入学。1976年、国立長崎病院勤務。1978年、長崎の公立病院へ勤務。1983年、北海道過疎地の公立病院、1996年、無医地区になった南富良野町幾寅の町立診療所へ。東洋医学と心療内科を層軸とする独自の診療兄弟を確立する一方、墨書で癒しの言霊をしたため始め、2004年11月「けん三のことば館クリニック」を開院。これまでの地域医療への取り組みが評価され、2014年に日本医師会「赤ひげ大賞」を受賞。
この世に生きる価値ある人生とは
苦労知らずの 人生なんて
味けないかも 知れません
悩む事無い 人生なんて
不幸なのかも 知れません
小学校の教科書に載っている『小さな木の実』は、ビゼーが作ったオペラの曲です。毎年秋になると、少年が手のひらに小さな木の実を握りしめて丘を走っていく。その手に握りしめているのは、少年が小さいころ亡くなった父親と一緒に、その丘で拾った木の実だという歌です。
これをアコーディオンで弾くと涙が出てくるのですが、僕は父親が生きている姿を見たことがありません。父は、僕が3歳の時に結核で亡くなりました。当時、結核は子供にうつらないようにと、結核の人が息をしている時はそばに寄らせてもらえなかった。だから僕が記憶している父親の姿は、亡くなって仏間に寝かされて、白い布を被せられて、それをめくって「お父さんだよ」と。その1回しか記憶に残っていません。
戦後、食糧のない時代に、どのような勘違いだっかわかりませんが、僕は、母親のことを敵と憎んでいる人のところへ預けられました。それで本当にいろいろなことがありましが、ある時まで自分の人生をすごく恨んで故郷にいるのが嫌でした。自分は本当にダメな人間で、この世に活きる価値もない存在だ、と思いながら生きていたので、そこから抜け出すために九州から北海道まで来てしまったのです。
でも、医者になって、痛んだり、苦しんだり悲しんだりしている患者さんと共感できる自分がいることに、ある時ふと気づいたのです。医者というのは、あまり患者さんに思い入れをしてはいけないといわれますが、患者さんから共感することを学んだり、自分の人生を改めて見つめなおしたりでき、それをずっと積み重ねるうちに、苦労や悩み、辛かったことが、少なくとも私の人生にとっては価値のあるものだった、と思えるようになりました。苦労や悩みは人生のマイナス面ではなく、プラスになるための糧であったと。そう心を切り替えることができれば、明日からの日々が少しでも変わってくるように思います。
≪次回につづく…≫
生命尊重ニュース3月号 http://www.seimeisontyou.org/
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