無理をしないとは、〇か✕か?
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
昨日は、朝一番のカウンセリングで、麗明堂ベビーがもう20歳の大学生になるお母さんのKさんとのカウンセリングで、【無理をしないということ】について話し合いました。
皆さんは、【無理をしないということ】は、良いことだと思いますか?それとも良くないことだと思いますか?
Kさんは、「自分は無理をしないようにしているので、自分はずるいところがある」と仰いました。確かに、みんなが一生懸命にやっているときに、自分は全力を出さずに無理せずに力を抜こうという状況が見えていたら、確かにずるいとも言えるでしょう。
しかし、私はKさんに違う観点を申し上げました。
「いつも余裕がなくギリギリまで無理をしている状態は、見ていても危なっかしく、もし自分が倒れたり、事故を起こしたりしたら、かえって周りに迷惑をかけることになるから、無理をしないということは良いことだと私は思っているんですよ」
すると、Kさんは、
「無理をしないということは、良くないことで、✕とばかり思っていました」
とホッとされたご様子でした。
私は、いつも全力で頑張るのはいいけれど、時間が押したり、バタバタして、結局周りの人に迷惑をかけることが多かったので、無理をしないと決めて余裕を持って行動される方を素晴らしいと思っていました。ですから、無理をしないということは良いこととばかり思っていましたので、良くないことという観点があるんだ~ と驚きました。
心理学では、どちらの考え方にもそれぞれに心が柔軟に経験することができたら最高なのです。
偏らない柔軟な心になれると、心の器と幅が広がり、いろいろな人の考え方に寄り添うことができるのです。
「無理をしない」とは、自分を大切にすること。そして、周りの人も大切にすることだと、私はそう理解しています。
そして、無理をしなくてはいけない時に、意図的に無理をするのは必要なことなので、ありだと思うのです。
心のストレッチができると、「こうあるべき…」や「こうしなければばならない」が殆どなくなってくるので、心が軽くなって健康度が増してきます。
ところで、冒頭の無理をしないとは、〇か✕か?の答えは、その時の状況によって〇か✕かを感じて、一番良い方法を選んでいくことのように思います。
人との会話の中で、今まで自分が考えもしなかったいろいろな観点をいただくと、視野が広くなっていろいろなことに気付くことができるのでとても有難く思います。
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