活性酸素の害から体を守る色素成分(カロテノイド)は、妊娠期にこそ重要。
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
昨日のお昼まで、2日間で約30名の方にベジチェック測定器でお野菜が足りているかのチェックをしていただきました。
このベジチェック測定器では、皮膚のカロテノイド量を測定することによって、野菜摂取の充足度及び推定野菜摂取量(g)が表示されます。
そこで今日は、皮膚のカロテノイドと野菜摂取量との相関についてご説明したいと思います。
カロテノイドとは、野菜(特に緑黄色野菜)や果物に広く含まれる赤~橙~黄色の色素のことを言います。
ニンジンなどの緑黄色野菜に豊富に含まれるβ‐カロテンやルテイン、トマトやスイカなどの赤い色素であるリコピン、温州ミカンのβ‐クリプトキサンチンなどがその代表です。これらの成分は、摂取することで体内に吸収され、皮膚にも蓄積することが分かっています。
この色のついた色素は、体内で作られる総じて強い抗酸化作用を有することから、積極的に摂取することによる健康効果が期待されています。太陽の光を浴びて、自らの栄養を作り出す植物に多く存在する色素成分カロテノイドは、抗酸化力が強いことから体内で生じる毒性の高い活性酸素を消去することが知られています。
そこでドイツのバイオズーム社とカゴメさんとが共同開発して野菜摂取と充足度を表示できる機械を開発したのが『ベジチェック』です。これは、皮膚のカロテノイド量を測定することで、「野菜摂取レベル(野菜摂取の充足度)」及び「推定野菜摂取量(g)」を表示します。
これは、研究の結果により、皮膚のカロテノイド量が多いほど野菜摂取量が多い関係性にあることが確認されたからなのです。ですから、ベジチェックではLEDを搭載したセンサーを手のひらに当てることにより約30秒で野菜の摂取レベルを目で見ることができるのです。
昔から、親や祖父母から、訳もなく「健康に良いからお野菜を食べなさい!」と言われてきましたが、ここまで裏付けの結果が出ていると頷かざるを得なくなります。
また、皮膚のカロテノイド量が多いほど、メタボの指標となる数値が健康的になるということについても有意な相関が認められました。特に、女性ではほとんどの指標が皮膚のカロテノイド量が多いほど健康的な関係にあることが分かりました。
昔から言われていた「お野菜をたくさん食べると健康に良い」は、数値的にも本当だったのです。昔の人は、経験的にそれが分かっていたのだとすると本当にすごいですよね!
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