月のリズムと陰陽五行② ~満月期編~
皆さん こんにちは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
4月5日は、24節気の一つ『清明(せいめい)』です。このころに、天地がすがすがしく明るい空気に満ちるということから、清明と名付けられたそうです。
ちょうどこの日に私はこの世に生まれてきました。産んでもらった母親に、心から感謝して親孝行を喜んでさせていただきたいと思います。
今日は、昨日に続いて岡部賢二さんの月のリズムのお話をご紹介させていただきます。
岡部賢二氏
1961年生まれ。日本玄米正食研究所所長。フードアンドメディカルコンサルタント。松岡四郎氏に師事し、正食協会講師として活躍後、2003年に福岡県の田舎に移り住んで日本玄米正食研究所を開設。2005年『ムスビの会』を発足し、2006年より、セミナーハウス「四季の舎ながいわ」を開校。各種セミナーや料理教室、体験学習などを開催している
◎大根おろしや生姜を天然の洗浄剤に◎
リンパ管の汚れを排泄するのにぴったりの食材が、酵素を含む白くて辛い根の食べ物です。サンマやアジといった焼き魚、てんぷらには大根おろしを、豚肉や焼きそば、牛丼、豚骨ラーメンには生姜やニンニク、紅生姜を、鶏肉やなべ物には白ネギを、焼き肉には玉ねぎを用いると油脂を洗い流してくれます。満月期には天然の洗浄剤として働くこのような食材を多めに摂るようにすると、体調が整いやすくなります。
大腸に棲む腸内細菌のエサになるのが、食物繊維を多く含む食べ物です。セルロースといわれる食物繊維はブドウ糖が長い鎖状に結合したもので、小腸では吸収できず、大腸にやってきて、腸内細菌が好む食べ物になります。
こんにゃくやゴボウ、玄米に含まれる米ぬか、小麦のふすま、おから、難消化性でんぷんである葛などの食材にはカロリーがほとんど含まれませんが、大腸の働きが整うことで便秘が改善され、肌に潤いが戻ってきます。
◎ぬめりで粘膜を強化◎
また、麹には脂肪分解酵素のリパーゼ、タンパク質分解酵素のプロテアーゼ、糖質分解酵素のアミラーゼが含まれているので、ご馳走の成分である高脂肪・高たんぱく・高糖分を満遍なく分解してくれます。
お肉や魚はみそ焼きに、焼肉やハンバーグは大根おろしと醤油、ポン酢を用いて和風に、揚げ物は塩こうじをまぶしてから料理すると、リンパ管が目詰まりしにくいです。発酵食品にはオリゴ糖が多く含まれるので、腸内細菌のエサにもなります。
満月期には、こうした食材のほかに、ぬめりのある食物もぴったりです。里芋やレンコン、自然薯、オクラ、モロヘイヤ、もずく、めかぶ、とろろ昆布などといった食材や、秋に旬を迎えるなめこなどのキノコ類もこの時期に積極的に摂るようにすると、肺や大腸の粘膜を強化してくれます。
五穀では玄米が食役となるので満月期の1週間は玄米ごはんや玄米粥、玄米スープ、玄米クリームを上手に活用しましょう。
【感謝しながら過ごす】
意識の面では、満月期は統合意識に目覚めやすくなります。きずなやつながり、一体感を感じやすく、人とふれあいたくなり、コミュニケーション能力が増すので、デートや交渉事にはぴったりです。
十分な触れ合いがないと悲しみや寂しさが募るので、そういう場合には、ボランティアに参加したり、誰かの面倒をみてあげたりすると幸せ感が湧き上がってきます。
誰かや何かを大切にする行為をすると、血液中に愛情ホルモンといわれるオキシトシンの分泌量が増え、生かされている喜びや幸せ感が湧きます。
満月期は感謝をささげる時期なので、上弦の月期に行動して出会った人々や出来事に感謝をしながら過ごすようにするとよいですね。どうぞ素敵な満月期をお過ごしください。
≪完結≫
マクロビオティックマガジン「musubi 12月号より」
www.macrobiotic.gr.jp
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