成功と幸福は、同じではない・・・
皆さん こんばんは！ 不妊相談ひとすじ２０年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
今日の夜は、地元宮崎で道徳の勉強会があり、今日は私が３０分お話することになっていて、「成功と幸福は同じではない」ということについてお話させていただきました。
この内容は、廣池千九郎著の「三方よしの人間学」の中に出てくる内容で、そこにはこう書いてあります。
『人生において成功を収めたら、人は幸福になれるのでしょうか。
この場合の成功とは、財産を築いたりすることであると考えてください。実はこうした成功は、必ずしも幸福に結びつくとは限りません。むしろ大きな不幸を呼んでしまうこともあります。
≪中略≫
いわゆる成功を収めた人が不幸に陥るケースは、世間では珍しいことではありません。つまり、成功と幸福とはイコールで結ばれないということです。
それでは、成功した人は必ず不幸になるのでしょうか。
そんなことはありません。地位や名誉を得るほどに、自分の心に磨きをかければよいのです。そして、築いた財産を世のため人のために還元していくことで、大きな幸福感を味わえるようになります。』
世の中では、地位や名誉があったり、財産がある人を「成功した人」と呼びます。しかし、本人が幸福感を心から感じていなければ「幸福な人」とは言えない。つまり、成功と幸福とは違うのです。
その違いは一体何だろうか？と考えた時に、先日ある人からこんな話を聞きました。
『成功した人は、確かにいいこともして人から感謝されて「ありがとう」と言われることがあっても、そう言われることに慣れて当たり前になることと、元々優越感があり、プライドが高いので、意外と自分が「ありがとう」と言っていなかったり、言う回数が少ないことが多い。
しかし、会う人会う人に「ありがとう！」「ありがとう！」と言っている人は、成功していなくても、幸せな人が多い。』
その話を聞いて、今のあなたはどちらなのか？そして、どちらになりたいのか？
その為には、何をすればよいのか・・・
もう皆さんはお分かりでしょうが、一日に何回心を込めて「ありがとう」を言っているかどうかが、その人が幸福になるかどうかの決め手だとそう仰いました。私もお話を聞いていて、「なるほどなぁ～」と思いました。
自分も、「ありがとう」と言われるのが心地よくて人のお世話はしていても、自分が「ありがとう」という言葉を意外と発していないことに気付いてドキッとしました。
「ありがとう（有難う）」の反対は、難が無いという意味で「当たり前」。つまり、「ありがとう」が中々言えない自分は、いろいろなことを「当たり前」と思っていることが多いということですので、普段から「当たり前じゃない」という意識を持って「ありがとう」が言えるようにしようと思いました。
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