大丈夫やで② 95歳の現役助産師 坂本フジヱさん
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
今日は、昨日に引き続き95歳の現役助産師 坂本フジヱさんのお話をさせていただきます。
日本でも一番最高齢の現役助産師さんだと思いますが、長年続けて、経験されてこられた言葉一つ一つに本当に含蓄があるなぁと改めて思います。
坂本さんの言葉と、その奥にある優しい思いを受け取りながら読ませていただきました。今、子育て中のお母さん、そしてこれからお母さんになられる多くの方に、ぜひお読みいただけたらと思います。
和歌山県田辺市・坂本助産所 坂本フジヱさん
抱いて抱いて子育てを
皆さん、子供が生まれたらああしよう!こうしようと思って産むらしいけれど、自分が手塩にかけて大事にしてもらっていないと、それが身に付いていない。
赤ちゃんは、ワァワァ泣くのが商売や。けれど、ワァワァ泣くこの一年を徹底的に付き合ってあげたら、あとの子育ては簡単です。抱いて飲ませ、振るほどの愛情を注ぐんです。
「赤ちゃんをかわいいと思えること」は、子育てでいちばん大切な事。その為には、気持ちを楽にして、しんどくない子育てをしてください。とにかく徹底的に抱いて育てておく、それだけですわ。お乳でも、愛情でも、与えて与えて、与えきっていく。何も細かいことを考えず、赤ちゃんに教わるつもりでゆったり育てた方が良いです。
最近産後うつが増えているのは、頭で考えて「こうでなければ」という思いつめた子育てをしているんじゃないでしょうか。あんまりお母さんが賢かったら、いろいろ考えすぎておかしくなってくる。大事に大事に、とにかく大事に。子供は自分を大事にしてくれた親のことは終世覚えています。かけがえのない存在や、宝物やと、抱いて飲ませてあげて下さいね。
生まれ方は、生き方
昔は、夫婦げんかしたり、子供に何かあれば、子供はすぐおばあちゃんのところに逃げて行って、ゆったり泊まれる港みたいな場所があったんですが、今は核家族でそれが無い。子供も心の安らぐ居場所がなかったら可哀そうですよね。
教育の根本は親、家庭です。子供が問題を起こすのは、親にSOSを送っているということ。居場所がなくなった顕著な例として、引きこもりがあります。引きこもりというのは、お母さんのお腹の中にもう一回戻りたいから、家の中に引きこもるんです。お腹の中に居たときが一番楽しかった、けれども出てきてからはろくなことがない、とにかくお母さんのお腹の中のようなところへ行きたいという気持ちで、赤ちゃん返りや引きこもりになる。やはり、親がそれを早くに、きちんと受け止めてやらないといけないんです。
私は常々「生まれ方は生き方」と言っています。それは本当に自然に、お母さんと自分との共同作業で、薬も何も使わんとこの世に生まれ出てきたという、その思いです。赤ちゃんは人生の第一の難関を突破して、産道を回転しながら、わずか十センチの骨盤の一番狭いところを超えてくるときにそれを思うんです。そこを超えた瞬間、光り輝く現世に生まれ変わります。その経験があってこそ、少々のことがあっても、めげんと人生を生きて行けるんです。
もし、帝王切開で出産されたお母さんがおられたら、その時に子供に「あんたはこうしなかったら生きられなかったんよ」と、自然に生まれなかった理由をちゃんと伝えて、育てればいいんです。どんなふうに生まれたか子供は覚えていないのですが、潜在意識はちゃんと覚えている。
挫折して「もうあかん、これで終わりや」と、自殺しようと思った時に、その潜在意識が「お前、一回死んで出てきたのに、その苦しみを超えてきたのに、そのぐらい何だ」と言って励ましてくれるのです。自分とお母さんの力で産まれたというその自信が、一生の根っこになる思いとなって、生き方になるんですね。
≪おわり・・・≫
生命尊重ニュース3月号より http://www.seimeisontyou.org/
麗明堂の子宝専用HPは
https://www.reimeido.com/ をクリックしてください。
~ブログランキングに参加しています!~
今日の記事を気に入って頂けたら、こちら ← か、下のバナーをタッチ していただけると有難いです!皆さんのご愛読、ご支援に感謝いたします。
携帯やパソコンから24時間いつでも聞けるインターネットラジオで、最新の番組は『すべての「いのち」が輝きますように!!』についてお話しています。ぜひ、お聴き下さいね!
蒲公英T-1エキスについての詳しい情報は
コメントを残す