分かりやすい心の話)心グセのよい人に⑤ 最終話
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
『心グセのよい人に』の最終話。「困難に際して」について、紹介させていただきます。
自分にとって心地よいときや、都合がいいときは【いい心】を使うことは容易ですが、困難の時には、頭では分かっていてもなかなか使えないものです。そんな時に、きっと役に立てるお話ですので、ぜひお読みくださいませ。
モラロジー研究所 参与 望月幸義氏
昭和16年、東京生まれ。麗澤大学外国語学部イギリス語学科卒業後、外務省に勤務。東京大学文学部大学院修了。倫理学専攻。モラロジー研究所研究部基礎理論研究室長、同研究部長、麗澤大学教授などを歴任。麗澤大学名誉教授。著書に『「考え方」を変える』(モラロジー研究所)など。
人生を最高に喜ぶ心のクセをつけよう
困難に際して
最後に、考えたいのは、困難、試練に際しての心のクセです。
長い人生の間には、病気、事故、近親の死など大きな事件が何回か訪れます。そのような時、どういう心が働くでしょうか。難事に際して、多くの人は悲しみ、悲嘆にくれます。しかし、あまりに悲嘆しては、事態は改善されるどころか、一層悪くなるのが普通です。
例えば、十日後に手術をしなければならないことが分かった時から、「そう考えると辛くなる」とか「それまでに何か悪いことが起こる」という考え方になるのが普通です。そう考えた分だけ、苦しくなりますし、病気事態に対しても悪い影響を与えることは化学的に証明されています。
作家の吉川英治は、「人間、苦労しなければいけないが、苦労して苦労に磨かれて立派になる人間と。苦労に染まって性格がいじけてしまう人間と二通りである」と述べています。困難に対する対処の仕方によって、人生の大きな分かれ道を迎えるといってもよいでしょう。
問題に遭遇した時、モラロジーでは、それを神様が与えてくれた「恩寵的試練(おんちょう)」として喜び感謝して受け止めることが大切だと教えています。
突然にこの心になることはできませんし、大きな問題にはなかなか遭遇しないものです。
しかし、他人に文句を言われた、嫌な顔をされたなど、小さな嫌なことや事件の一つや二つは、誰にでも起こります。そのようなときに、これを恩寵的試練と考え、喜び、感謝して受け止める練習をしていくのです。小さなことでも無理なく実行できるようになれば、かなり大きな問題に対しても実行できるようになるでしょう。日ごろそういう心のクセをつけておけば、相当の難事が起きても、喜び感謝し受け止める力も出てくるはずです。ですから、モラロジーは何事に際しても常に喜ぶことを基本としているといえます。
心のクセ、考え方は変えられます。私がそういうと、買えるのは難しいという人がよくいます。一般に、物事を難しいと考える思考の習慣ができあがっているようです。
まずは、物事を難しいと考える癖を改めて、すべてを優しいと考える癖を習慣づけるところから始めてみてはいかがでしょうか。
≪完結≫
心の生涯学習誌 れいろう10月号より
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