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先祖祭りとお盆

公開日:2020年08月13日 カテゴリー:ブログ, 昔からの言い伝え

 皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。

 今日は、お盆の入りですね。

 今年は特に、コロナで帰省できない方も多いようですが、私が子どものころと比べると【お盆】への感覚が違ってきているように感じています。そんな時に、生命尊重ニュースの8月号に元NHKアナウンサーで宮司をされている宮田修さん【先祖祭りとお盆】という記事が載っていましたので、ご紹介させていただきます。

 

 ご先祖様という日本語は、今や死後になってしまったかのようである。あの東日本大震災に伴う原子力発電所の事故で、避難を余儀なくされた人が一時的な帰宅を許された時、白い防護服を身に着けた女性にテレビ局がインタビューをしていた。

「何を取りに帰るのですか?」

「ご先祖様です」

彼女はきっぱりと答えた。

私は、素晴らしいと感動した。今でも福島には【ご先祖様】を意識して暮らしている人がいるのだ。事故直後、速やかに避難しなければならなかったのだろう。先祖の位牌を家に残してきた。この女性はそれが気になっていたのだ。

 日本人は、常にご先祖様と共に暮らしてきた。ご先祖様から両親を通じて自分の命があると考えてきた。そのご先祖様をお招きするのが【先祖祭り】である。それは【お盆】で仏教の行事でしょうという方がいるだろう。それは違う。もともと神道の行事なのだ。飢えに苦しむ先祖を供養する仏教の【盂蘭盆会(うらぼんえ)】と神道の先祖祭りが折衷、調和して【お盆】になったのだ。

 先祖祭りは7月に行われる。しかしこの時期が農繁期に当たるため、1ヵ月遅らせたのだ。私が若い頃は8月のお盆を【月遅れのお盆】と言っていた。

 いずれにしても、自分の命に深く関わっている先祖を、日本人はとても大切にしてきた。ご先祖を迎えるのに家の目印にしてもらうため【迎え火】を焚き、帰るときには【送り火】で送る。迎えるときには、早く来てもらうためにキュウリで馬を作り、帰るときにはゆっくりしてもらおうとナスで牛を作るところもあると聞く。何という細やかな心遣いだろうか。

 私も子どもの頃はそうしていた。このような麗しい伝統は後々まで続けていくべきだと思うのだが、如何でしょうか。

 

 私は、お墓が車で10分の所にありますので、月に一度はお参りに行きます。しかし、自分がお墓に入った後は、子どもたちが近くにいなかったらどうなるのか…と考えることもあります。

 「今の時代に合った…」というと耳障りがいいようにも思いますが、自分の命のルーツであるご先祖を大切に思う気持ちは、子どもや孫たちにいつまでも持っていてほしいなぁ~ とそう願っています。


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