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不妊解説)40代になるとFSHがなぜ上がるのか?

公開日:2020年05月30日 カテゴリー:ブログ, 女性不妊について, 薬や病気の話

 皆さん おはようございます! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。

 今日は、不妊についての解説をさせていただきます。

不妊治療をされている方から、こんなご質問を受けることがあります。

「FSH(卵胞刺激ホルモン)の数値が上がると、なぜ赤ちゃんが授かりにくくなるんですか?」

確かに、ホルモンの数値が高いほうが、低いよりもいいような気がしますよね。

 そこで、その訳をご理解いただくために、私はいつも河合蘭さんの著書『卵子老化の真実』から、~卵子が育たないとホルモンが暴走~ のところをお話しています。

 可能性のある卵子はまだ残っているけれど、若い時と同じではない・・・ そんな「産める」と「産めない」の中間地点にいる女性がよく悩まされるもののひとつに、卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌過剰があります。

 卵胞刺激ホルモンは卵子に成熟を促すホルモン。生理周期の始めに大活躍するとても重要なホルモンで、「前回の排卵は妊娠不成立に終わったらしい」という情報をつかむやいなや、月経の真っ最中に脳下垂体から卵巣と子宮めがけて飛び出してきます。

 ところが年齢の高い人では、卵子がなかなか成長しません。すると脳下垂体は「これでは量が足りないのかな」と思って、どんどん卵胞刺激ホルモンの量を増やしてしまいます。

「これでは、なかなか勉強しない子どもに、うるさい親ががみがみ言い続けているのと同じですよ」とは、浅田義正医師の言葉です。そうなると卵子はどうなるかというと、ますます反応しなくなっていきます。身体には、強い刺激が長期間続くと、それに慣れっこになってしまい、無反応になっていくという性質があるからです。

 女性の脳では、月経期に「卵子よ、育ちなさい!」という指令を出す卵胞刺激ホルモン(FSH)が放出されます。そこで、卵子が立派に成熟したら(17~26mm)、エストラジオールが分泌して排卵ができまることを脳に知らせますので、脳は自分の望み通りに育ってきたと思ってガミガミ言わなくなるので、40代女性の不妊治療の時に、エストラジオールという女性ホルモンの合成薬で脳下垂体をなだめる治療を行うのです。

 ホルモンがたくさん出るのは、いいように思いますが、実はこのようなからくりがあるのです。


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