『オキシトシンが愛を育む』
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
皆さんは、【オキシトシン】というホルモンの名前を聞いたことがありますか?
私たちが学生の頃に習った本には、このホルモンは筋肉を収縮させるホルモンで、乳腺でつくられた母乳を分泌したり、産後の子宮を収縮させる働きがあると習ったのですが、近頃ではこのオキシトシンがお母さんや子どもの心に大きな影響を与えることが盛んに言われています。
今回ご紹介します木村孝子助産師のお話の中で、お母さんがお母さんらしくなっていくお話や、お母さんの心が安定するお話を見ると、筋肉だけではなく心のほうにも大きな働きがあることが分かります。
妊婦さんや授乳婦さんだけでなく、私たち男性も「人を大切に思ったり、愛情を感じた時」にオキシトシンが分泌されるそうですので、優しい心で穏やかに生活することが大切だと改めて思います。
それでは、生命尊重ニュース11月号に掲載されている木村孝子さんのお話をご覧ください。
助産師さんの楽しい子育てアドバイス
助産師 木村孝子さん
◇子どもの心を安定させる母乳育児
第一子の時は誰でも初めての経験なので、お母さん方は自信がない中で子育てを始めることになります。子育ての自信をつけるためには‟母乳育児”が有効です。
出産後すぐにおっぱいを出させるオキシトシンというホルモンがたくさん出てきます。別名、″母性愛ホルモン”とも呼ばれていますが、おっぱいをあげればあげる程、オキシトシンがたくさん分泌され、「子どもが可愛い」「愛おしい」という感情が高まり、お母さんがお母さんらしくなっていきます。
だから、子育てに不安な場合は、おっぱいをたくさんあげることで、お母さんの心が安定します。そしてそれはお母さんの気持ちだけではなく、子宮の戻りを早くし、出血を少なくし、産後の肥立ちにもいいのです。
また、泣いたらおっぱい、何かあったらおっぱいという風に、子どもの要求に繰り返し応えることで、子どもの心が安定していきます。子どもは、この世は安全で誰かが応えてくれるのだと思い、自尊感情、自己肯定感がどんどん強くなっていきます。
母乳育児の難しい方は、子どもを抱っこして目と目を合わせるだけでも大丈夫です。
でも、お母さんだけが母性愛ホルモンで赤ちゃんを育てないといけないかというと、そうではなく、オキシトシンは、老若男女を問わず、人を大切に思ったり、愛情を感じた時に分泌されます。
特に初めてのお父さんは育児に対して、不安が強く、男性も産後うつや育児ノイローゼになるといわれています。育児に不慣れなお父さんほど育児参加し、子供と触れ合うことで、父性愛がどんどん出てきます。今、虐待が大きな問題になっていますが、子供と触れ合っていないことも要因の一つにあるのではと思います。
生命尊重ニュース11月号より http://www.seimeisontyou.org/
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