『つながり』の中でこそ人は成長する④
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
今日も、また日本各地で新しい感染者の方が増えています。
毎日、外出せずに家にじっとしているのは、ストレスがかかる・・・ と言われるのは、私も含め皆さんの正直な気持ちだと思います。
しかし、今の時期にウイルスに感染する危険を知っていながら
覚悟で、周りへの迷惑を顧みずに外を出歩くことは決してしてはいけません。
それでは、どうすればいいのか?私は、お天気がいい日も、台風が来ていると思って家の中でできることを淡々とやっていきましょう!と私はそう話しています。私の場合は、もっぱら部屋や倉庫などの書類の片付け、そして、読みたかったけど時間をつくって読めなずにいた本を読むこと。そして、家でもできる筋肉トレーニング。たった3つですが、まだ一つも終わっていません。
いずれ、コロナ騒ぎが終わった時に、あの時に時間があったから○○ができた!という時間を過ごしていきたいと思っています。
さて、今日は山口権治先生の『つながり』の中でこそ人は成長するの最終話です。いろいろと考えさせられる深いお話でした。
山口先生、ありがとうございました。
日本ピア・サポート学会理事 山口権治氏
昭和31年、静岡県生まれ。県内の公立高校で英語か教諭として教鞭をとる傍ら、課外活動として、コミュニケーションと人間関係構築に関する技術(ピア・サポート)を指導してきた。現在、浜松市教育員会教育総合支援センター勤務。モラロジー研究教育アシスタント、浜松東モラロジー事務所登録維持員。著書に『不登校・いじめを起こさせない集団づくり―ピア・サポートに学ぶ』(モラロジー研究所)『中学校・高校ピア・サポートを生かした学級づくりプログラム』(明治図書)がある。
ある生徒からの宿題
後になって、わかったことがありました。ある授業の課題を提出しなかったため、強い叱責を受けたこと。その教科が赤点になり、部活の大会メンバーから外されたこと…。そのほか、多くの要因が重なったものと推測されましたが、よくよく考えると一人で私の元へと来たのはその日が初めてではなく、必ず前にも一回来ていたことを思い出しました。
A君は助けを求めに来ていたのです。にもかかわらず、私は話を聞いてあげられませんでした。何のためにカウンセリングを学んできたのかと、自責の念に駆られました。その夜から眠ることができなくなった私は、知り合いの児童精神科医であるS先生にこのことを打ち明けました。慰めてもらえることを期待していた私に、S先生は言いました。「一生抱えて生きていくんだな」と。重ねて「今の仕事を辞めてはいけない」とも。
傷口に塩をぬられた思いになる私に、S先生の病院で働く臨床心理士が教えてくれました。「わたしも同じことを言われました。でもS先生のほうが多くの患者さんを亡くされているのですよ」S先生は「この出来事から逃げず、彼のような子を助けることができるように精進せよ」と伝えたかったのでしょう。
これを機に、決意したことがあります。それはまず、教師として常に心に余裕を持ち、生徒自身が話したいと思っていることを粘り強く引き出す力を身につけることです。
二つ目は、ピア・サポーターの質の向上をめざすこと。A君にはピア・サポート活動を通じて親しくなった友人も、一緒に相談室へ遊びに来るような部活の仲間もいたのに、彼が発していたサインに誰も気づかなかったためです。ある中学校で行われた調査によると、生徒が「困った時の相談相手」として挙げるのは、第一位が友人、第二位が保護者で、第三位は「誰にも相談しない」との回答だったと言います。「誰にも相談しない生徒」を教育相談につなげる仕組みづくりは、A君から与えられた三つ目の課題と受け止めています。
私は定年後、教育委員会の他、様々な活動の場を与えていただきました。A君からの宿題を胸に、悩みを抱える人の助けになるために力を尽くしていきたいと思います
≪終わり≫
≪心の生涯学習誌 れいろう3月号より≫
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