『つながり』の中でこそ人は成長する②
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
今日は、本来の予定では、『クロレラ工場見学&いちご狩りバスツアー』で愛用者の皆さまとバス旅行をするはずでした。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために残念ではありますが、中止にしました。
本日も、我が国で100人以上の感染者が出たようです。一日も早く終息を迎え、いつも通りの毎日が送れますことを心から願っています。
今日は、山口権治さんの第2話「つながり」がもたらす成長について紹介させていただきます。
日本ピア・サポート学会理事 山口権治氏
昭和31年、静岡県生まれ。県内の公立高校で英語か教諭として教鞭をとる傍ら、課外活動として、コミュニケーションと人間関係構築に関する技術(ピア・サポート)を指導してきた。現在、浜松市教育員会教育総合支援センター勤務。モラロジー研究教育アシスタント、浜松東モラロジー事務所登録維持員。著書に『不登校・いじめを起こさせない集団づくり―ピア・サポートに学ぶ』(モラロジー研究所)『中学校・高校ピア・サポートを生かした学級づくりプログラム』(明治図書)がある。
「つながり」がもたらす成長
不登校・いじめという、教育現場が抱える大きな課題。その解決のため、国はスクールカウンセラーやソーシャルワーカーの導入など、様々な策を講じてきました。しかし不登校・いじめの発生数の明らかな減少という結果は、いまだに見られません。原因の一つに、それらは「ことが起きた後の事後指導」が中心であり、「予防」という観点の不足が指摘されています。また、「大人が指導的にかかわる」と対応が中心であることから、問題を抱えた子供が仲間集団に復帰した際の「受け皿」にも課題が残ります。
例えば、学級内でのいじめを原因とする不登校が起こったとします。加害者については大人が指導や処分を検討し、被害者に対するケアも行うでしょう。しかし結局は、被害者も加害者も同じ教室に戻るのです。いじめとは、子ども同士の関係性が深刻に壊れている状況です。加害者を罰することで人間関係が修復され、同じ教室で安心して過ごせるようになるかと言えば、それは疑問です。
問題を抱えた子供に対する個別支援が必要なことは、言うまでもありません。しかし同時に「子どもの心を育てる」「子ども同士の仲間集団を育てる」と言う予防的な取り組みが、今、求められているのではないでしょうか。
ピア・サポートの強みは、子ども同士が「つながること」を通じて成長していくことです。
①人を助けることを通じた成長
②人に助けられることを通じた成長
③共に「楽しいこと」や「問題解決」に取り組むことを通じた成長
こうした成長をもたらす「つながり」を育むには、コミュニケーション能力が不可欠です。そのため、ピア・サポートのでは「傾聴」「対立解消」などの訓練を通じて、子ども同士が助け合い、支え合いながら、共に問題を解決していく力を育むことを目指すのです。
今、職場をはじめとした大人の社会でも、人間関係の悩みを抱える人は数多く存在します。私たち大人も、困った時に助けを求めることができる人間関係を築けているでしょうか。「つながる力」を育むピア・サポートの学びは、大人の社会で起こる様々な問題の処方箋にもなり得るものです。
≪心の生涯学習誌 れいろう3月号より≫
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