『つながり』の中でこそ人は成長する①
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
ここ数日、東京都を中心に新型コロナウイルスの感染患者さんが急増しています。
皆さんの地域をはじめ、世界全体が無事一日も早い終息を迎えますことを、心よりお祈り申し上げます。
さて、今日から山口権治氏によるピア・サポートについて紹介させていただきます。
日本ピア・サポート学会理事 山口権治氏
昭和31年、静岡県生まれ。県内の公立高校で英語か教諭として教鞭をとる傍ら、課外活動として、コミュニケーションと人間関係構築に関する技術(ピア・サポート)を指導してきた。現在、浜松市教育員会教育総合支援センター勤務。モラロジー研究教育アシスタント、浜松東モラロジー事務所登録維持員。著書に『不登校・いじめを起こさせない集団づくり―ピア・サポートに学ぶ』(モラロジー研究所)『中学校・高校ピア・サポートを生かした学級づくりプログラム』(明治図書)がある。
スポ根教師、ピア・サポートに出合う
私が教師になった1980年代は、校内暴力が社会問題化した時代です。指導の為には体罰も辞さないという教師も少なくありませんでした。かくいう私もその一人。テレビアニメ『巨人の星』を見て育った世代でもあり、競技経験のないテニス部の顧問を任された当初も、「練習あるのみ」と生徒を叱咤激励し、がむしゃらに突き進みました。
他校が二時間練習するなら、こちらは三時間。強豪校が二百回素振りをするなら、こちらは三百回。生徒に厳しくする以上、自分もやらないわけにはいきません。朝練はいつも一番乗り。コートの整備も率先して行い、練習中は誰より大きな声を出す。休日は自ら車を出して、練習試合に連れていく…。そうすれば強くなると信じていたのです。
ところが大会では、いつも一回戦敗退。退部者も続出しました。それも上手な子からやめていくのです。今思えば、素人の私からケチをつけられることに嫌気がさしたのでしょう。しかし当時の私はこう考えました。‟まだまだ指導が足りないんだ”そうしてますますスポーツに打ち込むという「スポ根教師」の道を突き進んだ私。価値観が変わったのは、カウンセリングを学んでからでした。「教師の仕事とは、生徒をコントロールすることではない。生徒が自ら考え行動して生きるよう、成長を後押しすること。そのために何より大切なことが、心を通わせ合うコミュニケーションである」と、ようやく気付いたのです。
その後、複数の学校で経験を積む中で教育相談の役割を与えられたこともあり、カウンセリングの学びを深めていきました。
やがて私は「ピア・サポート」という活動に出合いました。ピアとは「仲間」、サポートは「支援・援助」で、「仲間同士の支え合い」を意味する、この活動。子供が自発的に仲間を思いやり、支え合っていけるように、コミュニケーション能力や人間関係構築能力を育むトレーニングを推進するものです。
子どもたちは、子ども同士の人間関係の中でこそ成長していくもの。勤務校での実践を通してその核心を持った私は、教え子と共に、近隣の小中学校へピア・サポートの出前授業を行うようになりました。高校生が献身的に年下の子のお世話をする姿に、小中学生は「自分もあのお兄さん・お姉さんのようになりたい」と語り、大いに感化を受けた様子でした。そして高校生の側も「自分は人の役に立っている」という手ごたえを得て、「人と接することは楽しい」「もっと深く人とかかわりたい」という思いを育んでいったのです。
≪心の生涯学習誌 れいろう3月号より≫
麗明堂の子宝専用HPは
https://www.reimeido.com/ をクリックしてください。
~ブログランキングに参加しています!~
今日の記事を気に入って頂けたら、こちら ← か、下のバナーをタッチ していただけると有難いです!皆さんのご愛読、ご支援に感謝いたします。
携帯やパソコンから24時間いつでも聞けるインターネットラジオで、最新の番組は『すべての「いのち」が輝きますように!!』についてお話しています。ぜひ、お聴き下さいね!
蒲公英T-1エキスについての詳しい情報は
コメントを残す