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「身体は借り物である」 あなたは輝くために生まれてきた② 木村悠方子さん

公開日:2020年08月16日 カテゴリー:ためになるお話, ブログ, 素晴らしいお話

  皆さん こんにちは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。

 今日は、昨日に続いて、「ことのは語り」として、講演で全国を回り、朗読会にも力を注がれている木村悠方子(きむらまさこ)さんのお話をご紹介させていただきます。

【プロフィール】いのちをいただくことを意識して食べること、母親が心に届く言葉を子どもに語り掛けること、そして自尊心を育むことが、いかに大切かを伝えている。NPO法人「エフ・フィールド」理事として、『いのちの授業』の活動にも協力。一般社団法人「三月のひまわり」顧問として、東日本大震災の被災地支援にも尽力。NHKラジオ『鎌田實いのちの対話』出演、フジテレビ系列『テレビ寺子屋』出演。著書に『古くて新しい奇跡の言葉 いただきます』(青春出版社)、『育みはぐくまれ』(グラフ社)『母、命の言の葉』(高木書房)、朗読CD『かあさん』『結言』がある。

 第2回は「身体は借り物である」です。

 私はいろんな病気をして、睡眠薬がないと眠れない状態が16年くらい続きました。薬をやめたいと思って一生懸命本を読んだり、宮司様やお坊様、上智大学のインドの司祭の方々のお話を聞きに行ったりしました。お話に共通していたのは、自分を愛しなさいということでした。でも、愛しなさいと言われても、どうすれば良いのかわかりませんでした。

 私はかつて、13年間イタリアンレストランを営んでいました。毎日、この手を使ってお料理をお出ししていました。でも本当は出したくなかった。節が荒く、色が黒く、血管は浮き出ていて、男性の手のようです。女性はよく【白魚の手】と言われます。三つ違いの姉の手が、その【白魚の手】だったんです。なぜお姉ちゃんと私は違うの?という比較の中で、着物を着ても手だけは袖の中に隠したりしていました。皆さんも何かコンプレックスをお持ちかもしれません。でも、それは自分で思っているだけで、他人は何とも思っていないのです。

 ある時、80代位のご年配のお客様にお料理をお出しして、「あなたのその手、よう働いた手だね。その手を見ればどんな仕事をしてきたかわかるよ」と言われました。嫌だと思っていた手を褒められたのです。嬉しいけど恥ずかしくて、「有難うございます」と言うのがやっとで、後ろのパントリーに引き上げて、この手をじっと見つめていたら涙がポロッと流れました。

 そしたらふっと「そうだ、この手がなかったら、お料理をお出しすることもお皿を下げることも、我が子を抱っこしたりおむつを替えたり、お弁当を作ったりお洗濯をしたりすることもできないんだ。にも拘わらず、色が黒いの、血管が浮き出ているのというだけで嫌い嫌いと言って、この手を恥ずかしがっていた。申し訳なくてごめんなさい!」と言葉が出ていました。

 その時、小さい頃、父から「身体は借り物。この世に生まれてきた時、この身体をお借りしてきた。この世と別れる時、傷をつけずにお返しできるよう努力しなさい」と言われたことを思い出しました。

 私は以前、人差し指を車のドアに挟んで粉砕骨折しました。痛いという言葉も出ず「ウッ」と、心臓が指元にあるみたいにズキンズキン感じました。整形外科を受診すると、「骨だから何とかなるでしょう」と先生に言われ、週1回通院してレントゲンを撮って貰いました。そしたら、日が経つ内に、砕け散った骨が一生懸命寄ってきて、固まってきたのです。

 私の手と言いながら、意識はないにもかかわらず、骨がちゃんと元通りに復活してくれたのです。身体の部位は全部そうです。風邪をひいて喉が痛いのは、細胞が一生懸命働いて元に戻そうとしてくれているのです。

 この指のお陰様で気付くことができ、毎晩休む時に体の全ての場所に有難うを言って寝よう、と思いました。頭から順番に「髪の毛さん、頭を守ってくれて有難う」「眉毛さん、無かったらのっぺらぼうのお顔で変だよね。あってくれて有難う」「鼻さん、呼吸をしてくれて香りを教えてくれて有難う」「口さんにもいっぱい噛んで、唾液を出して栄養を飲み込んでくれて有難う」と御礼を言います。身体は疲れているので、頭のてっぺんから色々想像しながら首くらいまで言ったら、コトンと寝られました。いつもは睡眠薬を飲まなければ眠れなかった私が、その日は褒める言葉を言いながらスーッと寝入っていました。

 翌朝16年ぶりに自然に目が開いて、起きられたのです。そして、身体を動かすのがとても楽でした。身体はお借りしているんだと謙虚な気持ちになったら、「有難う」がたくさん出てきて、自分が愛おしくなりました。本当によく頑張っているね、えらいね、すごいねと。そしたら心もやわらかくなり、素直に今生きている命に有り難くて嬉しくて涙が出てきました。嬉しくて細胞が元気になってくるのを実感できたのです。

(生命尊重ニュース 8月号)

≪この続きは、また明日・・・≫


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