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「子育てと祈り」いきいきと生きる③ 子育てと日本人

公開日:2019年08月11日 カテゴリー:ブログ, 昔からの言い伝え

 皆さん こんにちは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。

 今日は、研修で神奈川に来ています。
お盆ということもあってか、空港も駅もいつもより人が多いように感じます。

 残暑とはいえ、まだまだ暑い日が続きますので、皆さんもお体には気をつけてお過ごしくださいね。

 今日は辻川牧子さんの「いきいきと生きる」の第3話で子育てと祈りについて、とても素晴らしいお話をご紹介したいと思います。

いきいきと生きる
子育てと日本人

辻川牧子さん 和楽舎代表

 東京都出身、明治大学卒業、和楽舎(わらくしゃ)代表。東京大神宮研修所公開講座「和のこころを学ぶ」講座担当講師。昔の人々の生き方に心惹かれて学びをはじめる。カウンセラーの経験に基づいた心の持ち方を大切にする視点で講演や研修に携わる

子育てと祈り

電気製品などが普及する前、家事は手間のかかるものでした。昔はこの家事と子育てだけでなく、その家の生業にも励まなければならない人がたくさんいました。小さな商家でしたら、子供をおんぶしながら、お店の人たちのご飯の支度や衣服などの世話もします。人手が足りない農家でしたら子供を柱に括り付けて野良作業に出るなど、必死になって育てたそうです。優秀かどうかよりは「あぁ無事に生きている」ということが何よりの幸せ。乳幼児の死亡率は現代と比較にならないほど高く、生まれた子供全員が成人になれた家はわずかだったと言われています。

産まれてすぐではなく、7歳になって初めて人別帳に載せてもらえた地域があったほど、子供の命は儚いものでした。いい大学に入れますように、Jリーグで活躍できますように、ショパンコンクールで、宝塚で・・・などという夢ではなく、いつあの世に連れていかれるかわからない命だったからこそ、親は子供が生きていてくれればそれでいいと願っていたのだと思います。「明日も元気で」と目に見えない大きな力に祈り、感謝しながら、子どもの寝顔を見つめていた親御さんも多かったのではないでしょうか。

祝いの行事

赤ちゃんを授かると5カ月目の戌の日に安産を祈願して初めて腹帯を巻く〝帯祝い″をします。子宝に恵まれた人が〝帯親″として招かれ、ご近所には「子どもを授かりましたのでよろしくお願いします」とお赤飯などを配りました。多産でお産が軽い犬は安産や乳幼児のお守りの動物とされています。出産は今でも大変ですが、昔はさらに厳しい命がけのことでした。古くからの民族宗教では、犬はあの世とこの世を行き来する霊力を持つとされ、お産で命を落としかねないときなどあの世からこの世に魂を引き戻し、守ってくれる存在と思われていたようです。

誕生の時は〝取り上げ親″まだ上手におっぱいが飲めない赤ちゃんにベテランのお母さんが〝乳付けの親″となって飲ませてくれる。生まれて7日目のお七夜では名前をつける〝名づけ親″がいる場合もありました。成長し、武士の家の男の子ですと元服のときに、烏帽子をかぶせてくれる〝烏帽子親″、女の子はお歯黒をつけてくれる〝鉄漿親(かねおや)″など。農民や町人ですと、男の子は〝ゆもじ親″などの呼び名で、様々な仮の〝親″がいたそうです。子供同士も、それぞれの仮親の縁で結びつきを持ちました。

何か親御さんにあった場合、その親戚も近所も、仮親も、みんなで手を差し伸べる。社会福祉の制度は発達していませんが、子どもの生末を守る網の目が幾重にも張り巡らされていました。大人になった子供たちは実の親以外の仮親も助けましたので、子供たちだけではなく、長い目で見ると、相互に支えあう仕組みになっていたと言えるかもしれません。

私たちの先祖は節目節目に、赤ちゃんや幼子の命の無事と成長を神様に感謝し、みんなで祝って乗り越えてきました。帯祝い、お七夜、初宮参り、お食い初め、初節句、初誕生、七五三など、現在も、しきたりとして伝えられています。

ただ、その時代、地域によっても形式は異なります。大切なのは喜び、感謝する心。特別に豪華な衣装や食事で無理をしなくても、気持ちが込められれば、よいのではないでしょうか。小さくて当の本人はよく覚えていなくても、大きくなって写真を見れば、自分が大事にされて育ったことを知ることができます。

ちなみに三歳、五歳、七歳をお祝いする行事はいろいろな形で各地にありましたが、それを〝七五三″とセットで最初に売り出したのは江戸の呉服屋さんと言われています。その後、デパートなどが宣伝し、〝七五三″が全国的に行われるようになったのは戦後のことでした。

≪次回へつづく≫

 

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