「いのちをいただくの意味」小さな命を輝かせるために③
皆さん こんにちは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
子どもに『いのちの大切さ』を伝えるときに、私は矛盾を感じるときがありました。それは、鶏、豚、牛などの肉を食べるときでした。
私をはじめ、人間が食べなければ生きていたいのちだったかもしれないからです。でも、生きていくためには仕方がない・・・ と思っていた今から10年ほど前に出会ったのが、今日のお話に出てくる「みいちゃん」絵本でした。子どもに、いのちの大切さを分からせようとするのではなく、事実を事実としてそのまま素直に伝えることの大切さを教わりました。
さて今日は、みやざき中央新聞の水谷編集長の第三話です。
感動のお話ですので、どうぞ最後まで、お読みくださいね!
生命尊重ニュースvol.33 8月号より http://www.seimeisontyou.org/
みやざき中央新聞編集長 水谷もりひとさん
宮崎県生まれ。明治学院大学卒。学生時代に国際文化新聞を創刊。卒業後、みやざき中央新聞に入社。94年より編集長。数々の講演を取材し、熱い人柄から多くの著名人と親交を深める。産業カウンセラー、チャイルドライン宮崎理事、宮崎学園短期大学非常勤講師。講演は男女共同参画、人権啓発、子育て、高齢者の生きがいづくりなど、幅広いテーマで行う。著書に『日本一心を揺るがす新聞の社説』『日本一心を揺るがす新聞の社説2』『この本を読んで元気になら人はおらんやろ』(全てごま書房新社)
「いのちをいただく」の意味
福岡県行橋市で助産師をされている内田美智子さんは、十代の妊娠と向き合い、性の乱れを何とかしなければと、中学や高校で性教育をするようになりました。その中で気がついたのは、性が乱れている前に実は食生活が乱れている事。それで、性教育と食の教育半分ずつの授業をしています。
熊本の小学校で、食肉加工センターの坂本さんとペアで命の授業をして、坂元さんの話に感動して、全国の子ども達に伝えたいと「いのちをいただく」という絵本を作りました。
坂本さんは牛を殺して肉にするのが仕事です。殺そうとする牛と目が合うたびに、もうやめたいと思っていました。
ある日おじいさんと十歳くらいの女の子がみいちゃんという牛を連れてきました。女の子は、牛に向かって、「みいちゃん、ごめんね。みいちゃんが肉にならんと正月が来んて、じいちゃんが言わすけん、ごめんね」と話しかけました。
坂本さんは、もうこの仕事はできないと思いました。家に帰って息子にそう話して、明日は休むと言ったら「心の無か人がしたら、牛が苦しむけん。お父さんがしてやんなっせ」と息子に言われました。そして、翌日、牛の解体に臨んだのです。
その肉を、おじいさんがもらってきたけれど、女の子は「食べない!」と言うんです。おじいさんは、「この肉は、みいちゃんのために食べるんだよ。みいちゃんの命をいただかなければならない。それが『いただきます』ということだ。感謝して食べるんだよ」と。そして女の子は、みいちゃんの肉を「いただきます」と言って食べたそうです。「みいちゃん、おいしかったありがとう」と涙をこぼしながら・・・
その本に、内田さんは「私達は奪われた命の意味も考えず、毎日肉を食べています。自分で直接手を汚すこともなく、坂本さんのような方々の悲しみも苦しみも知らず、肉を食べています。『いただきます』『ごちそうさま』も言わずにご飯を食べることは私達には許されないことです。感謝しないで食べるなんて許されないことです。食べ残すなんてもってのほかです」と書かれています。
食事とは命を交換する儀式なんです。「いただきます」と言って食べる国は、日本だけです。あなたの命を私の命に代えさせて頂きます。これが日本人の食に対する倫理観、食への命の敬意です。こういう精神を持っている国は他にはありません。日本人の食の文化ってすごく奥深いものです。
≪つづく≫
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