700万個の卵子の行方① 不妊相談 宮崎の子宝先生より
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
今日は、昨日に続いて河合蘭さんの著書「卵子老化の真実」より、【700万個の卵子の行方】と題して前半のお話をしたいと思います。
男性の精子は毎日1億個ずつ作られますが、卵子は女性が胎児6ヵ月の時に最大700万個作っていて、そこから増えることはありません。つまり、生まれながらに持っている卵子を大切に育てていくことが大切なのです。その位、女性の卵子は貴重なのです。30歳で子どもを産んだ方は30年間、40歳で子どもを産んだ方は40年間、お母さんはお腹の中で一緒にいる赤ちゃんを育てている訳ですから、子どもに対するお母さんの愛は深いのかもしれません。
それでは、ここからが本文です。
誕生後も卵子は、自滅して数が減っていき、思春期までに出生時の10分の1に減少。
つまり、初潮を迎えるときには、当初700万個作られた卵子はすでに20万個に減っているのです。そして女の子が初潮をむかえ、脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)の刺激を受けるようになると、卵子は順番に長い眠りから目を覚まし、成熟のプロセスを再開します。
これも、男性とはまったく対照的です。男性の場合は、個人差もありますが、平均的には毎日1億個ほどの精子が出来上がってきます。
そして、できたそばから精子の一時保管庫である精巣上体へと押し出されます。使われない場合は、せいぜい10日程度で吸収されて消えてしまい、次々に出来上がってくる新しい精子に場所を譲るということを延々と繰り返しています。
精巣が、精子をどんどん作っては出荷する工場であるのに対し、卵巣は、何十年前も前に作られた卵を大切に寝かせていて、少しずつ起こして使っています。卵子が目覚める順番がどのように決まるのかは、まだ謎に包まれています。
ほとんどの人は、「卵子は生理周期のはじめに来月の排卵を目指す卵子が一斉に起きて、そのひとつが選ばれて排卵する」と学校で教わったのではないでしょうか。しかし、今日の不妊治療の最先端では、事実はそれほど単純ではないことが分かってきました。
≪この続きは、また明日・・・≫
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