親離れするのも「親孝行」です(前半)
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
今日は、宮崎市は真夏の暑さで、ちょっと外に出ただけで汗が滝のように流れてきました。
さて、今日からは月刊誌『れいろう』の中から、志賀内泰弘さんの「親離れするのも親孝行です」をご紹介させていただきます。
「プチ紳士・プチ淑女を探せ!」運動代表 志賀内泰弘さん
24年間金融機関に勤務した後に独立。経営コンサルタント、飲食店プロデューサー、コラムニスト、俳人、ボランティア活動、講演、研修講師など幅広く活躍。「プチ紳士・プチ淑女を探せ!」運動代表として、思いやりあふれる世の中を作ろうと「いい人」 「いい話」を求めて全国を東奔西走中。
著書に『翼がくれた心があ熱くなるといい話』 『なぜあの人の周りに人が集まるのか』『毎日が楽しくなる17の物語』(PHP研究所)、『なぜ「そうじ」をすると人生が変わるのか?』(ダイヤモンド社)など多数。
~思い立った今日からできる10のアイデア~
最近の親はどうかしていませんか?
こんなことを口にすると、批判の嵐になる恐れがあります。拙著の売上げに影響するどころか、インターネットで炎上するかもしれません。しかし、あえて苦言を呈したいと思います。ちょっと最近の親(若者の間違いではありません)は、どうかしているのではないでしょうか?
春になると、大学の入学式に親が参列するのが当たり前のようになっています。入学式よりは少ないようですが、卒業式に参列する親もいます。いやいや、それどころか、入社式にまで参列を認める会社もあるとか…。
それを過保護とは思いません。子供の成長の節目を祝ってやりたい。一緒に喜びを分かち合いたい。そうした気持ちは親として当然の事と思います。しかし、そこをぐっと堪えて「おめでとう。さあ、行ってきなさい!」と、背中をポンッとっ叩いて送り出すのが、子どものためではないでしょうか。
なぜなら、大学と言えば大人社会への入り口です。初めて親元を離れて一人暮らしをするケースももちろんのこと、アルバイト先では「大人」としてみなされます。大学はいわば社会人養成所なのです。「突き放す」までのことはなくとも、親が勇気をもって「子離れ」することこそ、立派な社会人に育てる第一歩ではないでしょうか。
親はつい口も手も出てしまう。子どものほうから親離れしよう
「親からすると、いくつになっても子供は子供」と言います。それこそ、四十歳になる息子が会社を辞めて起業しようとすると、「そんな危ないことは止めて」と言います。なぜなら、子どもを危険な目に遭わせたくないからです。幼い頃から、転んでけがをしないように、失敗して恥をかかないようにと、先回り先回りをして注意して育てます。しかし、大人は自らの経験で知っています。転んだり失敗した経験こそが、その後の人生に大いに役立っていることを。分かっているのですが、ついつい口が、手が出てしまう。それは親という生き物の「性(さが)」だから仕方がないのかもしれません。
そこで!子供のほうから「親離れ」してあげるのです。冒頭の例でいえば「入学式は来なくていいよ、恥ずかしいじゃないか。人は人、オレはオレだ。代わりに写真をメールするよ」と言う。きっと両親は寂しがるに違いありません。でも同時に、「そうか、知らないうちに自立して成長したんだな」と喜んでくれるはずです。それは、ひいては親を「安心」させる「親孝行」になり、「子離れ」につながるのです。
いくつか、拙著『365日の親孝行』の中から、親を安心させる方法を列記しましょう。
①親よりも仕事で活躍して出世して見せる
「出世」というと時代錯誤な言葉かもしれません。でも、親よりも早く係長、課長になったと報告すれば、「立派に働いているんだなあ」と安心してくれるに違いありません。
②わざと悩み事を相談して甘えてみる
「わざと」というところがポイントです。入学式のときには「こなくてもいい」と断られてしまった。でも、相談されれば「ほらみろ、まだまだ子供だなあ」と嬉しくなるものです。それは大学生に限りません。四十歳、五十歳になっても、親に時々甘えてみせるのです。それは、親を老け込ませない秘訣でもあります。
③「産んでくれてありがとう」と言う
この一言で、多くの親は涙する(?)そうです。「このクソババア」とか「ウザいんだよ」などと、汚い言葉を発してしまうのが若さというものです。すると親は「まだまだ至らないなあ。目を離せないわ」と思います。反して「産んでくれてありがとう」などと感謝したら、「ここまで心も成長したのか」と安心するのです。
④「幸せだな~」を口癖のように言う
親は子供にどうなってもらいたいか?そうです、幸せになってもらいたいと願っているのです。あなたが「幸せだなあ~」と(聞かせる訳でもなく)口にすれば、「よかった、苦労して育てた甲斐があったわ」と安心してくれるはずです。
≪続きはまた次回に…≫
心の生涯学習誌れいろう6月号より
~ブログランキングに参加しています!~
今日の記事を気に入って頂けたら、バナーをタッチ していただけると有難いです!皆さんのご愛読、ご支援に感謝いたします。
コメントを残す