女性の賢さとは?
皆さん こんにちは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
月刊誌『れいろう』の中に、作家であり、武家女性研究家の石川真理子さんの素敵な記事がありましたので、ご紹介させていただきます。
きっと女性の多くの方の心に響く話だと思いますので、ぜひお読みくださいね!
女性の賢さとはなんでしょう?
それは、「どんな状況でも幸せを見つけ出す力」であり、「それを生きるエネルギーに変換し、さらに循環させる力」だと私は考えています。どんなときも自分から幸せになれる。微笑んでいられる。そんな女性が一人でも増えることが、不安に揺れる世の中を明るくしていくものと信じています。
けれど、辛くてたまらないのに必死で無理をして明るく振舞ったり、笑顔をつくったりすることはありません。実は、このことは婦道を長年探求してきた結果、ようやくたどり着いた境地なのです。
江戸時代や明治時代のみならず、古代までさかのぼって女性を学んだことにより、もっと自然に自分本来の在り方を大切にしながら女徳を実践して良いのだと気づきました。私が婦道の手本としてきた歌子の教えの多くが現代にも通じるものですが、令和には令和の風があります。その風を取り入れることにより、多くの女性が女徳を実践しやすくなるかもしれません。
このように、基本を踏まえつつ変化を加えた婦道を、勝手ながら「令和婦道」と名づけました。令和婦道の主題は「まず自分を幸せにしてしまうこと」。家族のこと、仕事のこと、いろいろなことを一心に背負っている現代女性は、ギリギリ精いっぱいの状態であることが少なくありません。そんな自分をまず救い出しましょう。
張りつめて頑張っている自分を「良くやっている」とほめて、多少できていないことも許してしまうのです。「忙中有閑(ぼうちゅうゆうかん)」と言いますが、忙しくて目が回るような状況は変わらなくても、心のどこかがホッとするだけで、気持ちに余裕が出てくるはずです。
余裕は微笑みを生みます。女性が明るい笑顔を取り戻すことは家庭を明るくする条件のひとつです。それは、いずれ社会にも波及していくことでしょう。自分を許すことができれば、相手も許すことができるのではないでしょうか。自分を真に大切に出来れば、相手のことをもっと大事にできるかもしれません。
(れいろう 令和元年12月号より)
コロナ生活で家に閉じこもっている生活では、次第にストレスがかかってきてイライラして、精神的にいっぱいいっぱいになっている方を多く目にします。そんな時に相手を責めるのではなく、自分を責めるのでもなく、自分も相手も許すことができると、心と体が楽になってきますね。
ぜひ周りの人とご自身を大切になさってくださいね!
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