夏の疲れは、胃腸対策から!② 宮崎の子宝先生より
皆さん こんにちは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
先日、麗明堂店内で『笹をもっと知ろう会』を行い、狭い店内に12名の方々にご参加いただきました。
冒頭で、あと2ヵ月したら新店に移転するので、もっと広くてお洒落な場所で勉強会をさせていただきますね!お楽しみに・・・ というお話をさせていただきました。
新しいお店も順調に出来上がり、とてもワクワクして楽しみなのですが、愛着のある今の麗明堂を離れるのも名残惜しい気がします。子どものように可愛い今のお店に感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、今日は昨日に続いて『笹をもっと知ろう会』で私がお話ししました「夏の疲れのお話」の後半をご紹介させていただきます。
【笹をもっと知ろう会の様子】
昨日は、昔の夏バテと今の夏バテの違いをお話しました。
昔の夏バテは、栄養が不足することによって起きていた夏バテだったので、とにかくアミノ酸やビタミン、ミネラルを補給することによって夏バテが解消していました。
しかし、今の夏バテは、暑いと出てくる汗を掻きたくないために外からと内からと体を冷やしますので、自律神経が乱れてしまっているので、ただ栄養を補えばよいかというとそうではなく、栄養を入れる前に胃腸を整えることが大切なのです。というお話をさせていただきました。
【今の夏バテを解消するには、まず胃腸を整えること!】
そのことを、昔から東洋医学では“胃は中なり”と言って、体の調子を本(もと)から整えるには、まず胃腸の状態を整えなさいと教えていたのですが、ひと言に「胃腸を整える」と言いましても、それぞれに胃腸の強さや状態が違いますので、まずは大きく4つのパターンに分類して、自分に合った胃腸の整え方を選んでいただきました。
・Aの陽病実証タイプ・・・もともと胃腸が強くて、量を食べることが出来る人です。ひと言でいうと胃腸の強い人です。しかし、食べれるからと量を食べ過ぎることによって胸やけを起こしたり調子を崩すタイプです。このAタイプの人には、苦い生薬である黄連、大黄、当薬(センブリ)などを使った漢方を選んで胃腸の働き過ぎを抑えるので、Aのタイプの人がこの漢方を飲むとすっきりします。
・Bの陽病虚証タイプ・・・食事を美味しく食べることが出来るのですが、もともとたくさん食べても平気というほど胃腸が強いわけではありませんので、美味しそうだと思って食べ放題(バイキング)などで自分の適量を超えて食べたときに、胃もたれして後で食べ過ぎた~と後悔する人。これがBタイプです。Bタイプの人には、ほろ苦味の生薬である少量の黄連、陳皮(ダイダイの皮をからからに干したもの)などを使った漢方を選んで、胃腸の働き過ぎを少しだけ抑えますので、楽になります。
・Cの陰病実証タイプ・・・胃腸がもともと弱いわけではないのに、食べる時間が不規則だったり、ストレスが掛かったりして食欲がない時もあって、うまく食欲のコントロールのバランスが取れていない人です。これがCタイプです。Cタイプの人には、ピリッと軽い刺激の辛味成分の生姜(ショウキョウ)などの生薬を使って胃腸の働きを整えます。お寿司にショウガが入っていたり、豚肉の生姜焼きなどの料理も上手に胃腸を整える働きもあるのです。
・Dの陰病虚証タイプ・・・ご自身でも自覚があるかと思いますが、とにかく、胃腸の弱い人です。食が細く、油料理やお肉料理をあまり好まない人、これがDタイプです。Dタイプの人には、甘味の生薬である薬用人参や甘草などを使って胃腸を元気にして温めます。冷たい飲み物を飲んだり、食べ過ぎたりすると調子を崩すので、気を付けましょう。
【胃腸から見る4つのタイプ】
ご参加のみなさんに尋ねましたところ、
A 陽病実証が1名
B 陽病虚証が6名
C 陰病実証が3名
D 陰病虚証が2名
で、それぞれの人に合った漢方を飲んでいただきました!
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