ネズミやウサギを見習おう!
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
今日の、「ネズミやウサギを見習おう!」のテーマを見て、「???」の方も多かったのではないでしょうか?
今回私が皆さんにお伝えしたいのは、私たちよりもネズミやウサギのほうがよくやっていること・・・
それは、『よく、噛むこと!』です。
私たちは、一生のうちに約1万トン以上の食べものを口から入れて小腸を通過していきます。その時に、いろいろなバイ菌も一緒に入ってきます。そこで、小腸は異物を体の中に入れないために様々な防御システムを構築しています。
その中の一つであるIgAという抗体は、免疫の初動部隊でヒトの体の粘液中に多く含まれています。例えば、母乳や鼻水や唾液などで、バイ菌を体の中に入れずに、体を守ることが目的です。ですから、母乳で育った赤ちゃんはしばらくの間、病気をしないための免疫をお母さんからもらえるのです。
また、鼻水はバイ菌をくっつけて中に入れないようにしてくれていますし、唾液はバイ菌を始め、いろいろな菌や発がん物質まで殺してしまうほどの殺菌作用も持っています。ですから、よく噛んで唾液を出すのは、消化のためでもあるのですが、バイ菌を殺す目的もあるのです。
でも、誤って腐ったものや食べてはいけないものを食べてしまった時は、皆さんどうしますか?私は子どものころに、湯呑みに入っていたお水を飲んだら、母が茶渋を取るためにハイターを入れた水を飲んでしまい、死ぬかと思うくらい、これはヤバいと思ってすぐに吐きました。そして、何度もうがいして、大量の水を飲んで助かりましたが、本当に大変な思いをしました。
そこで、今回テーマに出てくるネズミやウサギ、その他にハムスターや馬などは、どういう特徴を持っているかというと、元々吐くことができない動物ですので、自分の身を守り、バイ菌を体に入れないためによく噛んでるのです。一度バイ菌を体に入れてしまったら、吐くことができないので、その前にしっかり唾液で食べものを殺菌してしまうのです。
私たち人間は、しっかり噛んですり潰すことができる臼歯を持っているので、噛んで食べれば食べるほど殺菌ができて、消化を助けることができます。だから、ひと口30回噛むと良いのです。
この話を店頭でしていると、「今まで噛むと体に良いと聞いていたけど、その理由が分からなかったので早食いでした。」と仰る方がいかに多いことかと驚きました。
食べ物が溢れている今の時代、早く食べないと他の誰かに食べられしまうことはありません。ご自身の健康のために、ぜひ、食事はよく噛んで、ゆっくり食べてみてくださいね。
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