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ねらいを具体的に明確に 道徳科の授業について⑤

公開日:2019年10月31日 カテゴリー:ブログ, 勉強会資料, 心のお話

 皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。

 道徳の教科において、特別な科目として扱い、評価するようになった経緯には、現代社会のいろいろな課題を学校教育の中で扱い、自らの力で解決していくという目的がしっかりあると私はそう思っています。

 

 そのためには、ねらいを具体的に、明確にしていく必要があります。日本は他の先進国に比べると、道徳の授業数が年間に35時間とあまりにも少ないですので、その中で効果を上げるためには、しっかりとねらいを具体的に、明確にしていく必要があります。

 今の学校教育の中の道徳授業の考え方や位置づけがとてもよく分かる今日の内容ですので、どうぞ最後までお読みくださいませ。

 

貝塚茂樹さん 武蔵野大学教授

昭和38年茨城県生まれ。筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得退学。博士(教育学)。専門は日本教育史、道徳教育論。国立教育政策研究所主任研究官などを経て、現在、武蔵野大学教育学部教授。放送大学客員教授。麗澤大学大学院学校教育研究科道徳教育研究科道徳教育専攻講師(非常勤)。日本道徳教育学会副会長・事務局長。著書に『戦後教育改革と道徳教育問題』『教えることのすすめ』『道徳の教科化』『天野貞祐』『特別の教科 道徳Q&A』『「考え、議論する道徳」の指導法と評価』『「考え、議論する道徳」を実現する!主体的対話的で深い学びの視点から』など多数。『戦後日本と道徳教育ー教科化・教育勅語・愛国心』が近日刊行予定。

【授業力向上をめざして】

ねらいを具体的に明確に書く

 これを指導法の観点で申し上げますと、先生がクラスの実態を踏まえながら、どういう点を授業で強調したいかという「ねらいを具体的に明確に書く」ことが何より大事だと思います。

 「中心場面を捉えて、道徳的な問題のポイントをどこに置くか」ということが分かっていなければよい授業にはならないはずです。ねらいが具体的に書けるということは、その授業での学習についての具体的なイメージが描けているということです。

 また、ここで重要なことは、「子どもたちの考えよりも一段深い問いをつくる」ことです。先ほどのスモール「f」から大文字の「F」にもつながってくると思います。子供たちの実態よりも一段レベルの高い発問をする。子供たちが迷って「えーっ、なんで?」という問いが起こるような授業を私たちはイメージする必要があります。

 さらに付け加えるとすれば、「発達段階を考慮する」ことも重要です。狙いが決まれば、それを実現するための指導法が決まります。狙いと指導法が決まればおのずと評価のポイントも決まってきます。

 また、「指導と評価の一体化」と言われますが、一週間に一回の年間35時間の授業をいかに大事に積み上げていくかということが先であって、評価をどうすればいいのかが先にあるわけではありません。評価ありきの授業は窮屈ですし、何より先生自身が楽しくないと思います。先生が楽しくない授業は、子ども達も楽しくないはずです。

 

授業で見とる評価のポイント

 評価には、二つの側面があります。一つ目は子供たちにとって、自らの成長を実感し、意欲の向上につなげていくものです。二つ目は教師にとって、目標や計画、指導方法の改善・充実に取り組むための資料となるもので、教師のほうがより重要だといえます。

「考え、議論する道徳」における評価のポイントは、①一面的な見方から多面的・多角的な見方へ、②他人事から自分事へ、ということです。この二つが、そのまま評価のポイントになると考えられます。例えば、「自分の視点」から「他者の視点」に拡がれば大きな成長ですし、「今の自分」から「理想の自分・より良い自分」へと視点が拡がることもその子供の成長です。道徳科ではその成長のプロセスを記述することになります。

各教科の表かと道徳科の評価

 各教科の評価と道徳科の評価には、明らかに違いがあります。一般に評価は、総括的評価形成的評価に分けられます。総括的評価は、学期や学年の終わりに実施するテストで成果を測定します。各教科の評価は、子供の学びを「点」で捉えます。

 これに対して、形成的評価は、学習の途上で学習の進捗状況を把握するために行われます。道徳科の評価は、子供の変容や成長を「線」で捉え、その形成的評価をすることにより、教師は、子供の更なる成長を促すための指導に役立てる。

 子供は自らの成長を実感し、学ぶ意欲を高めるために役立てる必要があるということです。このように、子供の学習状況や道徳性に関する成長の様子を捉えていきます。そのうえで、指導要録や通知表では、その子供にとって特に顕著に認められる具体的な様子を記述できればと思います。

≪次回へつづく≫

公益財団法人 モラロジー研究所 所報 10月号より

 

 

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