夫の喫煙が妊娠に与える影響 不妊学会報告より
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
ひと昔前まで、、赤ちゃんが授からないときに原因とされるのは女性側が中心でしたが…
第32回子宝カウンセラーの会での報告によると、
2015年現在では、
男性が関わる不妊は55%
女性が関わる不妊は45%
と今までの男性と女性の割合が逆転して、男性の関わりが増えていることが明らかになりました。
因みに1996年のWHO調査時は、
男性が関わる不妊は48%
でしたので、ここ20年で男性不妊の割合が7%も増えたことになるのです。
麗明堂でも、年々男性不妊のご相談が増えていますが、今日は夫の喫煙についての2002年ヨーロッパ不妊学会でのデータをご紹介したいと思います。
ART(生殖補助医療)を行った時の妊娠率において、夫の喫煙習慣があるのとないのとでは、どの位妊娠率に違いがあるのか?というデータです。
結論から申し上げますと、
IVF(体外受精)においては、夫に喫煙習慣がない人の妊娠率は32%に対し、喫煙習慣のある人は18%
ICSI(顕微授精)においても、夫に喫煙習慣がない人の妊娠率が38%に対し、喫煙習慣のある人は22%という結果が出ていました。
妊娠にタバコが良いと思っていらっしゃる方はいないと思いますが、これだけのデータが出ていると、さすがに気をつけない訳にはいきませんよね。
ここには、妻の喫煙については書かれていませんが、タバコは吸うと数秒で直接血液に行くのですから、280日間胎児が子宮の中で過ごすこと考えたら、できたら妊娠前から吸わないことが赤ちゃんの健康にも良いことが分かります。
データは、ただ見るのではなく、データを見て、どう生かすかが大切です。
どうぞ、皆様に元気な赤ちゃんがやってきますように・・・
【夫の喫煙が妊娠に与える影響 ヨーロッパ不妊学会2002年】
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