豆知識 薬の正しい使用方法① & やうちブラザーズ
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
昨日は、福岡で水俣の杉本肇さんのお話を聞いた後に、杉本さん率いる『やうちブラザーズ』の舞台を見させていただきました。
きっとお腹を抱えて笑えると思いますので、よかったらご覧下さいませ!
↓
https://www.youtube.com/watch?v=6FqlIowIplg
今日は、趣きを変えて、薬剤師として『内服剤の正しい飲み方』についてお話したいと思います。
飲み薬は、体内の目的の場所でもっとも効果が発揮されるよう、また、思わぬ副作用を起こさないよう、飲む時間や形、1回量などが工夫されています。
説明書には、薬に応じて定められた用法・用量が記載されていますので、よく読んで、正しい使い方を守りましょう。
☆飲む時間を守る
・食前…食事の30分くらい前
食前は胃が空っぽの状態です。次の様な薬は、食前に飲むともっとも効果を発揮します。
◎直接胃粘膜に接して効果を出す薬
◎食事の前に胃の働きを良くし、食欲を増す薬
◎食べ物と一緒でないほうが、呼吸や効果がよい薬
(食前のほうが胃酸が薄まっていないので、胃の中が酸性の状態になります。そのほうが、効果が上がる薬があります。)
・食後…食後30分くらいまで
食事で胃がふくらんでいる状態です。次のような薬は、食後に飲むとよいでしょう。
◎胃の消化を助け、胃もたれなどを防ぐ薬
◎食べ物と一緒のほうが、吸収や効果がよい薬
◎胃に障害を起こしやすい薬
(食べたものが胃粘膜への刺激をやわらげてくれるため、食後の服用が適しています)
・食間…食後2~3時間
食事と食事の間のことで、食事の最中ではありません。食べ物の消化が終了して、胃の中が空っぽの状態なのは食前と同じですが、次の食事まで1時間くらい空いているところが違います。
次のような薬は、食間に飲むともっとも効果を発揮します。
◎直接胃粘膜に接して効果を出す薬
◎食べ物と一緒でないほうが、吸収や効果がよい薬
・寝る前…就寝30分くらい前
次のような薬は、寝る前に飲むともっとも効果を発揮します。
◎寝ている間に効果を現す薬
◎睡眠を改善する薬
※翌朝お通じがあるように、寝る前に服用する便秘薬などもあります。
・頓服…必要に応じて
1回飲むだけで効果が出る薬は頓服(頓用薬)と呼ばれます。毎日続けて飲む「連用」とは意味が異なります。頭痛薬や下痢止め薬など、症状が出たときに飲む薬です。
食前・食後は、字のごとく食事の前と後ですが、食間は食後2~3時間で空腹のことを意味します。
漢方製剤は、空腹時のほうが吸収がよいとされ、「食前・食間」の服用と書かれていることも多いのですが、私は体を整えるためには、胃腸をいたわること!ということから考えて、よく食後に飲むことをお勧めしています。
また、コンプライアンス(飲み忘れ)から見ても、、「食前・食間」よりも「食後」のほうが飲み忘れがなく、より効果を出すためにも良いように思います。
漢方は、毎日コツコツ飲み続けることによってじわじわと効果を発揮していきますので、焦らずにまずキチンと飲むことを習慣にしてみて下さいね!
私が今月パソコンから24時間いつでも聞けるインターネットラジオで、 『笑顔のもたらす20の効用~笑うといいことを引き寄せる~』についてお話しています。よかったらお聴き下さいね!
http://www.omoraji.com/reimei.shtml
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