コロナ禍に こころを込めて 年賀状
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
先週にお客様への年末のご挨拶が終わり、遅ればせながら今日からやっと年賀状に取り組み始めました。
今年は、特にいつもお会いしている方に、コロナによる自粛生活のために会えずじまいで一年が過ぎましたので、まさに今年の年賀状は『年に一度のご挨拶』になる方が多く、いつも以上に一言コメントに力が入っています。
今年一年を振り返ると、コロナによる環境の変化で、今までのいろいろな文化までもが変わろうとしています。その中で、その時その時に一番ベストな方法を選んで行動していく柔軟さが求められているように思います。
しかし、その一方で過去から伝わる伝統や文化や風習の中で過ごしていたことへの有難さに改めて気付かせていただきます。私は、そのひとつが年賀状ではないかと感じています。
私は、毎年プライベートの年賀状を600枚ほど出させていただいています。その中には、学生時代から40年近く会えていない知人もいますが、年賀状の一筆の言葉や筆遣いなどから、その人の今の様子が伝わってきます。それで、私も周りから「早く出さないと元旦に届きませんよ…」と忠告を受けながら、年賀状を小脇に抱えながら持ち歩いて毎年のお正月を過ごしています。(早くから準備しておけばこんな心配はしなくてもいいので、これは私の完全な言い訳です!笑)
さて、来年の丑(うし)年の年賀状には、私の大好きな高村光太郎さんの詩『牛』を書かせていただきました。
その干支の年に生まれた人(年男や年女)は、行動や考え方がその干支の動物に似てくるとも言われますが、皆さんは如何でしょうか?
丑年の父と祖母を小さい頃からずっと見てきた私が、ふき出してしまうくらい上手に(丑)の特徴を書いた詩と出会いましたので、一足先に皆さんに紹介したいと思います。
牛は のろのろと歩く
自分の行きたいところへは まっすぐに行く
牛は 急ぐことをしない
牛は 馬鹿に大まかで かなり不器用だ
牛は 自然をその通りに じっと見る
きょろきょろと きょろつかない
牛は 随分強情だ
けれども むやみと 争わない
争わなければならない時しか 争わない
ふだんは すべてを ただ聞いている
そして 命をくだいて 力を出す。
高村 光太郎 「牛」より抜粋
普段はゆっくり、のんびりしていて、バタバタするのが嫌いだから早くから準備して、欲しいと思った物は迷わず買いに行き、正義感が強く純朴・素直で騙されやすく、一度決めたらまっしぐら。
自分から喧嘩を仕掛けることはないけれど、どうしても守るものがある時は、命をかけて逃げずに踏ん張り通す・・・
私が、今まで見てきた父と祖母の性格と行動をまさに言い当てた詩でした。
「人のために犠牲を払う。」という時の『犠牲』の文字の中に、どちらにも牛という文字が入っているのは、昔から中国や台湾では、人のために骨身を惜しんで働く動物の代表として牛が挙げられており、御祭の時には神様に近い心を持つ動物として牛が供えられています。
来年は牛のようにコツコツと頑張っておられる皆様にとって、実りある素晴らしい一年になることを心から願っています。
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