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耳寄り情報
 2017年11月24日
カテゴリー:アメブロ ( 素晴らしいお話 )

心臓外科医 天野篤さんのお話① 「外科医を究める」
今回、オフポンプ(心臓を止めずに行う手術法)冠動脈バイパス手術の世界的名医の天野篤医師のお話を皆さんに紹介します。
天野医師の執刀症例は7000例を超え、なんとその難しい手術でも成功率が98%。その天野医師のプロフェッショナルの素顔に迫りたいと思います。

【心臓手術の世界的名医 順天堂大学医学部教授 天野篤 医師】
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第一話 『外科医を究める』
 ・・・ご専門の心臓外科医のほか、昨年からは順天堂医院の院長職にも就かれました。平日は病院で寝泊まりされる日々だそうですね。

 天野 ええ。医局か院長室に泊まり込んでいます。すぐに手術が必要な患者さんも来られますし、最近は高齢で合併症をお持ちの方が多いですから。夜間でも、経験が浅い若手の医師だけにならないようにしています。

 ・・・患者さんへの体への負担が少ないオフポンプ手術(心臓を止めずに行う手術法)で、7000件という圧倒的な症例をお持ちです。それだけの手術を成功できた理由を、ご自身ではどうお考えですか。

 天野 年間400件ほどの手術を執刀する中で、四十代後半ごろから、他の医師と見えている映像が違うということが分かってきたんです。目で見た情報が頭の中で処理されて、必要な個所だけに色が付いて見えているようなイメージです。それに気づいてから、手術の無駄がなくなり、かかる時間も短くなりました。結果、患者さんの術後の経過も良く、私自身も手術を面白く感じられるようにもなりました。

 医師として、黒澤明監督の『七人の侍』に登場する居合抜きの剣豪・久蔵(きゅうぞう)のような存在であり続けたいと思っています。
久蔵は、夜中にひっそり村を抜け出しては敵の野武士を倒すなど、黙々と仕事をして成果を挙げます。喩えるならば、手術は居合抜きですね。刀を抜いて鞘に納めたら、もう仕事は終わっていて、患者さんは必ず元気になっている。それが理想であり、喜びです。

 手術中、どんなに難しい状況になったとしても、スッポンのように食らいついてあきらめない。そこから必ずいい流れに持っていくんだという強い信念で手術をしています。
≪この続きは、また明日・・・≫
耳寄り情報ここまで


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