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2016年
2016年12月のコラム
今月は、カウンセリング勉強会の中でとても興味深かったグレート・マザー(太母…たいぼ)についてお話させていただきます。
 昔から、肝っ玉母ちゃんとも言われる「しっかりした、頼りになるお母さん」というのは、子どもが小さい時には子どもにとって安心できる存在です。しかし、子どもが成長してからも母親の意見を子どもに押し付けたり、子どもの考えを無視して自分の思い通りに育てようとしたときに、プラス面だったあらゆるものを生み出し、育てる母のイメージがマイナス面に変わり、あらゆるものを呑み込み、支配するという恐ろしい性質が隠されているというお話でした。
 このマイナスの面が強く出てしまうと、子どもは母親に反発したり自分の意見を持たなくなってしまったりして、本来の成熟した大人への成長ができなくなるそうです。
 これについては、子どもに幸せになって欲しいと思っての母親のやさしさからくる行動だと、私はそう思うのですが…、こうも思うのです。母親は、いつまでも大きくなった子どものそばにいてあげられる訳ではありませんし、いずれは自分のほうが先にいなくなることは自然の摂理だということを考えれば、たとえ失敗しても、子どもに自分の意見をしっかり持ち、責任をとれる人に育てることが子どもの真の幸せに結びつくように思います。
 とても、考えさせられる『太母(たいぼ)』のお話でした。

   『太母(たいぼ)』 【参考資料】心理学用語集より
太母とは、養育に代表される包み込む基本的性格と、出産に代表される変容的性格とを持つ女性というもの全体に共通のイメージが人類共通の集合的無意識のうちに存在すること。ユングが提唱。母なるものを象徴する元型と考えた。子どもを包み込む全てを与える聖母のイメージで現れることが多いが、子どもの自我が成長し、彼女から離脱しようとすると、恐るべき母親として自我を呑み込む存在に変わる場合もあるのである。

 
今月のコラムはここまで


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