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これまでに205 のコラムを連載しています(2001年7月から連載開始)

2014年
2014年6月のコラム
先々月の道徳月刊誌『れいろう』の中で、とても興味深いお話が書いてありましたので、今回はそのお話についてご紹介したいと思います。
 このお話の主人公は、静岡県浜松市に在住の志賀内泰弘さん。志賀内さんのプロフィールは「プチ紳士・プチ淑女を探せ!」運動の代表で、24年間金融機関に勤務された後に独立され、現在は経営コンサルタント、飲食店プロデューサー、コラムニスト、俳人、ボランティア活動、講演、研修講師などで幅広く活躍されていて、その傍ら、「プチ紳士・プチ淑女を探せ!」運動代表として、思いやりあふれる世の中を作ろう!と「いい人」「いい話」を求めて 全国を東奔西走されているそうです。
 そのお話の中で、私が一番心に残ったのは、「ギブ・アンド・ギブ」の心の使い方の一つ、『空き缶を拾おう!』でした。これは、最も手軽で、誰でもできて、お金の一切かからない方法です。
 空き缶は、よく電車のホームや階段に落ちています。落ちている空き缶を見ると、「一体、誰が置いて行ったんだ」とか、「マナーのなっていない人がいるものだ」と腹立たしくなったりします。
 しかし、ついつい見過ごしがちなほどの、小さな親切をする人のことを「プチ紳士」「プチ淑女」と言うのですから、空き缶を見つけては、それを拾ってゴミ箱に捨てます。ゴミ箱が見当たらない時には、カバンの中にしまっておいたレジ袋に入れて持ち帰ります。空き缶を幾つ拾ったからといって、なんの得もありません。
かえって手が汚れたり、時間のロスがあったりで、マイナスのことのほうが多いかもしれません。でも、それが良いのです。
 ここで大切なことは、空き缶を拾っても、何の得にもならないこと。だから、いいのです。空き缶拾いは、最初から「テイク(自分にとってのメリット)」がないことが分かってやっているのです。 だからこそ、ギブ・アンド・ギブの訓練になるのです。それを続けているうちに、不思議とポイ捨てした人に腹が立たなくなります。さらには、「拾わせてくれてありがとう!」という感謝の気持ちが芽生えてくるのです。
 一般には、「ギブ・アンド・テイク」の方が知られていますが、与えた分だけ見返りを期待するよりも、「ギブ・アンド・ギブ」で、与えて、与えて・・・それでもさらに与えるほうが、与えた人の心がより豊かになって、より幸せな人生を歩むことができると志賀内さんは仰っています。「ギブ・アンド・テイク」と「ギブ・アンド・ギブ」。あなたは、どちらの生き方を選びますか?

 
今月のコラムはここまで


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