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これまでに207 のコラムを連載しています(2001年7月から連載開始)

2012年
2012年6月のコラム
毎年6月の第3日曜日は、お父さん感謝を表す「父の日」です。母の日に比べると何故か父の日の影が薄く、あまり期待していないお父さんも多い様な気が しますが、だからこそ思いもよらず子どもから「お父さん、ありがとう!」の感謝の一言がもらえると、それだけで嬉しくなって、喜んでくれるのではないでしょうか。
 母の日は母親にカーネーションの花を贈るのに対し、父の日は父親にバラの花を贈るのが基本だと言われていますが、これは1910年にアメリカ・ワシントン州のJ.B.ドット夫人が、彼女を男手1つで自分を育ててくれた父を讃えて、教会の牧師さんにお願いして父の誕生月の6月に父の日の礼拝をしてもらい、墓前に白いバラを供えたことがきっかけだと言われています。
 私が社会人になって1年目の時、初めて頂いた給料の中から母の日にネックレスをプレゼントして喜んでもらったのですが、父の日は当日に気が付いて、慌てて父に感謝の電話をしたら、「俺には何も無いとか?」と嫌みを言われてしまいました。
 子供にとっては、毎日身の周りの世話をしてくれるお母さんに比べると、どうしても影が薄くなってしまうお父さんの存在ですが、奈良の春日大社の宮司である葉室頼昭氏は著書の中で“父親の存在”についてこう述べておられます。
「母と子という相互関係は、人をはじめ他の動物にもあるが、父と子の関係があるのは人間だけです。子猿や子鹿は自分の父は誰かを全く知らないですし、父のほうも自分の子という認識は全くありません。つまり、父と子という関係があるのは人間だけなのです。それでは、人間だけに何故父が必要だったのかというと“敬う心”を芽生えさせるため、つまり父を尊敬し、感謝する心が、いつしか偉大なものへの畏敬の念となり、その子の健全な人格形成へと導いていくのです。そしてその敬う心は父から子へは直接伝わらず、母を通して伝えられる。」
 そういえば、小さい頃に母から「お父さんと相談してからね」とか「お父さんにお礼言った?」という言葉をよく聞いていましたが、今度は自分が父として家内から子供たちに心からそう言ってもらえるよう、父として、親として成長していきたいと思っています。

 
今月のコラムはここまで


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