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これまでに208 のコラムを連載しています(2001年7月から連載開始)

2008年
2008年11月のコラム
 普段マンガを読まない私に、ある薬剤師の先生から薦められて読み始めた週刊雑誌ビッグコミックオリジナルの『玄米せんせいの弁当箱』が、この夏コミック本として出されました。

 私が一番好きなのは2巻の【先生のお弁当】のところで、あるおじいちゃんが子供の頃、お家が貧乏で花見遠足にお弁当を持ってこれなかった時、担任の松下先生が「実はな、さっきから腹の具合が悪くてにぎりめしが食べれないんだ。残すと女房に悪いだろ。代わりに食べてくれるとありがたいんだがなあ。」と言って戴いたにぎりめしと、同級生のみんなが分けてくれた一品ずつのおかずを輪になって食べるうちに、その小学校の花見遠足ではみんなで弁当を持ち寄って食べるのが習わしになり、おじいちゃんになった今でも松下先生を囲んで家族も含めて花見会を続けている…という話でした。

 私が高校生の時にも、両親が亡くなって、おばあちゃんの世話をしながら新聞配達をして学校に来ている同級生がいました。お昼の弁当の時間になると決まって居なくなり図書館で勉強をしていたので、その話を母にしたところ、翌日から2倍の大きさのタッパに弁当を入れてくれるようになり、校庭で2人で大きなお弁当を突いて食べました。もう25年も前のことですが、彼と一緒に食べたお弁当の味を今でもよく覚えています。
 お弁当には、きっと人を大切にする温かさがいっぱい詰められているのでしょうね。

 
今月のコラムはここまで


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