超神秘 ≪いのちの勉強室 ①≫ いのちの始まりをめぐって
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
昨日までの暖かい日々が一転して、今日から気温が下がってきました。気温の変化に体調がついていけずに、調子を崩す方が多くいらっしゃいます。どうぞお体には、充分ご自愛くださいませ。
さて、今日から2日間にわたって、私たちの生命の神秘について、とても興味深くわかりやすいお話をご紹介したいと思います。
知っているようで知らない「いのちの話」。どうぞ、お読みくださいませ!
≪いのちの勉強室≫上智大学名誉教授 青木 清さん
私は、日本にBioethics(バイオエシックス)という言葉が入って来た時に、大学院のカリキュラムとして、日本で初めて「生命倫理」と訳しました。Bioはギリシャ語の生命、ethicsはラテン語の倫理という意味です。
私達は20世紀に、二つの大きな戦争を経て、多くの命の犠牲を払いました。特に日本は長崎、広島に投下された原子爆弾によって、罪のない多くの国民の命を失いました。世界はこの二つの戦争と多くの犠牲を払った償いとして、「国際連合」を作りました。そして、「人間の尊厳」という言葉を生み出したのです。
地球があってこそ、我々の生命が成り立ちます。地球が太陽系の一つの惑星として誕生したのが百億年前、生物が地球上に生きるようになったのは38~40億年前。地球に雨が降り、水が溜まり、有機物ができてきました。そこにミトコンドリアを持った有機体ができました。ミトコンドリアとは、いのちが動くために必要なエネルギー源です。このミトコンドリアと核の中にDNAを持っている生命体が現れたのです。たった一個の細胞から誕生した生命が、38億年の長い歴史を通して人類に繋がってきました。
私たち人類は400万年前に出現し、現代人であるホモ・サピエンスは15万年前にアフリカの今のエチオピアに出現しました。それは、遺伝子のDNAの研究が進んで細胞内のミトコンドリアDNAについても分かるようになりました。
女性の卵子の中にあるミトコンドリアDNAについて調べました。世界中の色々な民族の卵子や臍帯血を調べた結果、そこには、全く同じ遺伝子の配列があり、一番古いタイプの遺伝子はエチオピアの母親に存在していました。これについては幸いなことに、エチオピアで古代の幼児の化石が見つかり、約15万年前の頃と分かりました。現代の人間の膚の色は黒、白、黄色があります。この色の違いはエピゼネティックと言って、同じ遺伝子が環境に適応して発現がことなるのです。アフリカのように太陽が強いとメラトニン物質がたくさんあって、皮膚は黒くなるのです。北ヨーロッパに行けば、太陽光線が少なく、太陽を浴びて、ビタミンDを摂らないといけないです。そこでは、メラトニンが凝縮して白くなっているのです。その中間の黄色人種は、メラトニンが中間の存在です。この人種は5万年前に、アジアからアラスカを通って、南アメリカまで行ったのです。アメリカインディアンは私達と全く同じ遺伝子です。地球に存在する私達人類は全く同一民族です。ことなる文明を持った多くの民族がいても、ホモサピエンスはたった一種です。
いのちの誕生は、一個の卵子に対し、約5億の精子の射精から始まります。その中の一個の精子が女性の膣や子宮を通って、排卵した卵子一個と遭遇します。つまり、5億分の1が受精します。それが受精卵となって誕生し、その受精卵が子宮に着床します。
人間の一人の生命はものすごく低い確率によって誕生します。プリンストン大学での研究者が計算した結果、この地球に人類が誕生したことは10のマイナス40乗分の1という、天文学的な確率だそうです。地球上にたった一種の生命が現れ、世界中に広がり存在している。私達の生命はそれほど稀有な存在なのです。 (生命尊重ニュースVol.34 No.392より)
≪つづく≫
麗明堂の子宝専用HPは
https://www.reimeido.com/ をクリックしてください。
~ブログランキングに参加しています!~
今日の記事を気に入って頂けたら、こちら ← か、下のバナーをタッチ していただけると有難いです!皆さんのご愛読、ご支援に感謝いたします。
パソコンから24時間いつでも聞けるインターネットラジオを毎月配信しています。最新の番組は『なぜ、バイオリンクが必要なのか?』についてお話しています。ぜひ、お聴き下さいね!
http://www.omoraji.com/reimei.shtml
蒲公英T-1エキスについての詳しい情報は
「コープみやざき佐土原店」内
T E L (0985)72-2368 F A X:(0985)73-7313
https://reimeido.com
コメントを残す