特集)見えなくなって見えたもの②
皆さん こんにちは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
盲目のセラピスト
幸せの入り口屋初代当主 西亀 真さん
昭和32年、広島県三原市生まれ。高校卒業後、大阪にある大手百貨店に入社。コンピューター部門でシステムエンジニアとして勤務。平成7年、治癒不可能とよばれる目の難病「網膜色素変性症」を発症。視力・ 視界が失われてゆく中、関西カウンセリングセンターで資格を取得、社員初の産業カウンセラーに抜擢、任命される。現在、全国各地での講演活動と大阪市内にて「心眼塾」を開講中。著書に『幸せの入り口屋いらっしゃいませ』(ごま書房新社)がある。
~見失った人生の扉探しませんか~
何百倍の「ありがとう」
記者)目が見えなくなって「できなくなったこと」を数えるのではなく「できること」を増やしていかれたのですね。
西亀さん)そうですね。見えなくなって文字を読むことも、テニスや書道をすることも車の運転もすべてできなくなりました。でも、無くなるってことは「新しく生まれる」ことでもある。病気が私にそう教えてくれました。
運転ができなくなったから、バスに乗る練習をしよう。画面を見ずにパソコンを打てる方法を考えよう。いったんは〝0″になったけれど、そうして新たな〝1″を増やして成長できることが、嬉しくてたまらないんです。
目が見えなくなったことで得られた収穫もあります。以前はご飯を食べるのも、トイレも電車も一人でできるのが「当たり前」。その当たり前が、今はすべて「ありがとう」に変わりました。道を歩いていると「その先、階段ですよ」「ありがとうございます」。駅のホームに一人でいると「一緒に乗りましょうか」「ありがとうございます」。食事に行くと「七時の方向にご飯、九時の方向にお味噌汁がありますよ」「ありがとうございます」。感謝の言葉を口にする回数が、何倍にも増えました。
「感謝以外に幸せになる道なし」という言葉がありますよね。目が見えなくなったことで、この言葉が100%受け入れられるようになりました。暑いけれど、帰ったら涼める家があるってありがたいなあ。目は見えないけれど、いのちがあるってありがたいなあ。「ありがたい」と感謝できる回数が以前の百倍、いや五百倍も増え、その分、幸せを実感できる量も増えた。ですから、私は目が見えたときより、今のほうがずっと幸せなんです。
記者)目が見えなくなったから不幸せになった、ではないということですね。
西亀さん)そうですね。私のように目が見えなくても幸せな人はいるし、逆に目が見えていても不幸せな人はいる。幸不幸を決めるのは、目が見えるか見えないかではなく、その人の心の持ち方です。そんな私自身の経験を踏まえ、皆さんが見失ってしまったかもしれない「幸せの入り口」を、もう一度見つけるお手伝いがしたくて、今はカウンセラーの仕事をしています。
≪つづく≫
心の生涯学習誌 れいろう10月号より
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