特集)子供を大切にしてきた日本人②
皆さん こんにちは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
今日は、昨日に続いて、井上教授の「子供を大切にしてきた日本人」の2話目をご紹介します。
同志社大学教授 井上 雅夫(いのうえ まさお)
1946年生まれ。日本の西洋史学者。専門は中世ドイツ史。同志社大学文学部文化史学科教授。新教育者連盟理事長。
信頼で結ばれる人間関係
もうひとつ人間観の違いはかなりあると思います。西洋人は、人と人との間に不信感がかなりあり、お互い信用できない。極端に言うと相手は敵だと思っています。お互いに孤立している個人主義、そのために人と人とを結ぶには法律や契約が必要だったんです。ところが日本では昔は契約などしなかった。契約は相手が信用できないからする。法律も同じで、相手が何をするかわからないから法律で規制する。日本では互いに縁を感じ、敵意をもたず信用することが多いわけです。夫婦間にも不信感はあるんですね。西洋人の夫婦はいつもいつも「アイラブユー」と言い合う。いかにも愛し合っているように見えますが、実はそういわないとお互いを保てない。日本の夫婦はそんなこと言わなくてもわかると思いますよね。夫婦間だけでなく、親子関係も一体感がない。赤ちゃんのおしめの世話を、お母さんが嫌がるケースがあるんですね。つまり赤ちゃんは別の存在だと思っている。日本人なら赤ちゃんの便が手についても汚いとは思わないでしょう。日本という国は人間関係が基本的に信頼で結ばれている。どちらかというと人間は生まれながらにしていいものという性善説が強いんです。子供や赤ちゃんは素晴らしいという気持ち、性善説で子育てをしてきた。そして子供を非常に自由にさせてきた。だから幕末から明治にかけて日本に来た西欧人が子供がイキイキと遊んでいるという印象を強く持った。それは日本では親が子供を信用していて、子供が自由に遊べる世界があったんです。昔は公園などが整っていたわけではありませんが、お寺や神社の境内や鎮守の杜が遊び場でした。 民俗学の柳田国男は「日本では子供は神様に最も愛されている」と言っていますが、つまりいつも子どもは神様のところにいて、子供の成長を最も知っておられるのは地域の氏神様なんですね。そういうふうに子供に自由な空間を与え、神様と共に遊ばせていた。昔は親の干渉もなく、夕暮れまで遊んでいました。
≪つづく≫
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